奈良市のあすか鍼灸整骨院、
asukaトレーニングクラブの
トレーナー兼治療家の野島竜一です。
今週から2月がスタートですね。
すこしづつ日が長くなるのが
春の訪れですね。
今週も週末はトレ塾です。
17時~スタートです。
今日の投稿は
サッカーやテニスのジュニア選手に多い膝の障害
オスグッドについてです。
姿勢を矯正していくことでオスグッドは改善されます。
ジュニア期の競技で膝の障害でもっとも多いは
オスグッド病(通称オスグッド)は、小学生高学年~
高校生くらいまでに起きる膝の障害の一つです。
スポーツとしてはサッカー、テニス、陸上、バレーボールなどで
多く発症し特に膝に負担がかかりやすり急激に止まるような
競技で発症します。
本来は急激にスピードを止める際は臀部の力やハムスト(太ももの
後方の筋)を活用すべきですが、骨盤が後傾(骨盤が丸くなっている)
姿勢で止まろうとすると、太ももの前面に強いストレスがかかります。
これを長期間繰り返すことでおこる障害です。
オスグッドを予防する為に、太ももの前面のストレッチを
よくみかけますがこれはお薦めできません。太ももの前面の
筋が強いストレスで引っ張られておこる障害です。
ですのでストレッチでそれ以上強く引っ張ることで
膝は更に痛みを伴うことに繋がります。
オスグッドを改善するには膝の前面を引っ張るのではなく
収縮させる動きが必要です。それはしっかりと立って膝、
股関節を完全に伸ばし背中を丸めない姿勢づくりが
必要となります。
立っている時に背中で引き上げる習慣を
立っている時に、自分で頭のてっぺんからひもがあり
それが天井や空から引っ張られるような感覚で
身体を引き上げることが膝、股関節を完全に伸ばすことに
なります。足、膝で伸ばそうとすると身体の上半身の重さや
重力で伸ばしているつもりでも、伸びにくいのです。
ですので、頭、背中から自分を上方に引き上げるような感覚が
身体全体を伸ばすことになります。
上記の写真はウォールドリルというトレーニングですが、
右の膝を完全に出来るだけ走りながら伸ばす為の
練習ですが、意識は頭、背中を斜め上方に伸ばすことを
意識して行います。走る際などは特に
膝が曲がった状態で走るジュニア選手は少なくありません。
頭、背中から伸ばそうとする意識が肝心となります。
このようなトレーニングで膝、股関節を完全に伸ばすことで
膝前面を構成する筋肉は緩みます。
オスグッドを改善することで速く動けることにも。
オスグッドを改善する練習でしっかりと膝、股関節を
伸ばす練習は当然オスぐッドを改善し、また今までとは
違う動きが可能になります。
背中を意識するとで背筋を強くすることが
できます。速く動くにはこの背筋の強化は不可欠です。
この背筋の強さがないと速く走ることはいずれ難しくなります。
先程も記載しましたが、身体を引き挙げるのは頭~背筋の力です。
この筋を意識することで姿勢が矯正され速く動くことにも
結果繋がります。
オスグッドは長期間続くことで初期は片足だったのが、
両足になる可能性もあります。しっかりと自分の身体を
引き上げる練習をしてみましょう。
膝の痛みは膝のみに原因があるのではなく、身体の全体のバランスに
問題があると私は思います。
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