
奈良市ジュニアアスリート専門ジムのasukaトレーニングクラブ。
当クラブでは、ジュニアアスリート専門ジムとして16年前からトレーニング指導を行っております。
ジュニア期のトレーニングは
①ゴールデンエイジ期
②プレゴールデンエイジ期
⓷ポストゴールデンエイジ期
と3つの分類に分けられます。
特に、②は4歳~8歳程度になります。この時期にはあまり固定した内容の運動だけでなく
様々な動作を行えることを目的に行い、リズム感を養いやすい時期と思われます。
①は8歳~13歳くらいまでこの時期に一番競技での動作を獲得しやすい時期と言われています。
但しほとんどのお子様が競技をかなり特定しておこなっているケースがありますが本来は
動作の応用を行えるように様々な動作を正確に出来ることで運動動作の引き出しを増やします。
その中で基礎的な競技に必要な動作を覚えて、応用していく力をつける時期、
ジャンプ、走る、投げる、蹴る、ステップなど、多くの動作を出来ることで
競技の特性に適応できる時期になります。
そして最後の⓷ポストゴールデンエイジ期 14歳~18歳くらいこれは、②をある程度クリアした選手が通る道と言えます。
ここではSSCと言われる、伸長反射、筋肉の使い方、股関節や胸椎の使い方など
筋力を伴う動作に変化していきます。この時期は身体の成長が特に著しいため、筋力と可動性、柔軟性などの
バランスを保ちながら競技を行うことで怪我の予防、パフォーマンス向上に直結してきます。
今日はこのポストゴールデンエイジ期のゴルフのトレーニングについてです。
ゴルフでは競技の特性からより強い瞬発的な能力を要求されます。その為、SSC(ストレッチ・ショートニング・サイクル)
や基礎的なパワー発揮に必要な筋力を最低限はトレーニングを行う必要があります。
高重量でのトレーニングでなく、出来るだけ関節の切り返しの速さが必要になります。
その中でトレーニングとして行いたいことは
①強靭な体幹
②股関節の回旋、胸椎の回旋能力
⓷瞬発的な股関節の動き
この3つが重要になります。
ゴルフは以前はスイングの練習をおこなっていればいいという感じですが
ここ10年でゴルフもフィジカル強化に取り組む選手がほとんどで、
フィジカルが強くないと実際1年間強いスイング、安定したスイングを行うことが出来ないことになります。
当クラブでは、ジュニアアスリートのこのポストゴールデンエイジ期のトレーニングンにも積極的に
とりくんでおります。
まず行いたいのは、
フィジカル特に下半身の瞬発的な力です。
それを可能にするのがワットバイクになります。
①ワットバイク
現在日本代表のサッカー、ラグビー、バレーボールなどでも積極的にワットバイクの導入を
おこなっております。
このバイクでは瞬発的な能力と持久的な能力をテスト出来る、そして強化出来る。
また左右の脚の力配分までわかる為、14歳以上の選手には積極的に定期的なテストを行い
自分の能力を把握してもらっています。
また体幹の強化ではゴルフの場合、身体が前傾姿勢の中で行うため
デッドリフトのような姿勢で身体を維持するトレーニングも効果的になります。
②③ 体幹トレーニング
写真②③では姿勢を維持するこの股関節のヒンジ動作を維持しながら脚を前後に移動
しております。
写真②③は股関節をいかに正しいポジションにもっていくか。
その為には背筋をしっかりと強化することが大切です。
このような姿勢を維持していくことが出来ることでよりゴルフの際の姿勢を
維持することになります。
アドレスが不安定な要素があるとゴルフではその後のスイングの安定は難しいでしょう。
④ブルガリアンスクワット ⑤ジャンプトレーニング
特にゴルフでは下半身の瞬発力が要求されます。その為、先ほどの体幹強化は
必須です。その後下半身のトレーニングですが出来れば両足でのトレーニングと平行で
片足でのトレーニングをお薦めします。ゴルフではスイングを行うときに
ヒップローテーションという動作がはいります。この動作では片方の股関節に体重がのるため
より強度の高い片足でのパワー発揮が必要になります。その為写真④のような
片足で体重を押すトレーニングが効果的になります。
そしてその後⑤のようなジャンプ動作のトレーニングを行ないます。
出来るだけ、強度の高いトレーニングを行ない、その後それを実践的に活かせるように
なりましょう。
そうするころでより地面を押す速度が向上し瞬発的な力を手に入れることになります。
ゴルフでは地面からの反力を反動を使わないで地面を素早く押す動作が要求されます。
その為、出来るだけ短い距離で地面を押すトレーニングを様々角度からトレーニングすることが
スイング速度につながります。
トレーナー兼コーチ野島