奈良市ジュニアトレーニングアカデミー/ 小学生の足首の怪我を治すためのトレーニングとは。

奈良市・生駒市・木津川市のお子様向けのジュニアスポーツ塾

正式名称アススポ塾となりました。

4月1日 相楽小学校で15時15分集合で行ないます。

時間は15時15分~17時まで。

この月はあと1回4月18か25日でもう1回行います。

年齢は6歳~12歳まで

おこなうレッスンは

身体の使い方、関節の動かし方、体幹、速く走る為の身体の使い方、

ボールなどの投げる、蹴る、パスなどの連動動作や俊敏性のトレーニング。

競技でも活きるトレーニングをおこなっていきます。

体験会は4月1日に行います。

0742-22-0120

 

今日は小学生の足の怪我予防についてです。

足首の怪我でもっとも多いのは捻挫。足関節捻挫です。

捻挫くらいとお思いの親御様もおられますが、捻挫を行う原因を

知ることで捻挫を起こすことが今後の競技などに大きく影響していきます。

 

足首には

外側と内側に靭帯があります。

図1

特に内側に強い靭帯である三角靭帯があし、外側には前距腓靭帯、後距腓靭帯があります。

この靭帯を損傷することを捻挫といいます。

捻挫は1度~3度まで分類され、3類になると完全断裂となります。

ほとんどの小学生は1~2度になると思います。

しかし、ここで問題があります。捻挫を一度行うと関節は強くはなりません。

逆に弱くなります。これは骨折などは一度折れると強くなることもあるのですが、

靭帯は逆です、何回も同じ部分を損傷すると靭帯は緩くなり関節自体が弱くなり

少しの動作でも捻挫を繰り返すことになります。

 

これを何回も繰り返すことで、

外反母趾有痛性外頸骨シンスプリントオスグッドなど様々なスポーツ傷害を

引き起こすことになります。

これは足首の関節が緩くなると地面を真っすぐに押すことが出来なくなります、その為

体重が内側に傾いたり、外側に傾くことがあり、その傾いた状態で関節を維持出来なくなります。

 

では、

①まず捻挫をした場合はどのようにすればいいのか。

②また捻挫をしない為にはどのようにすればいいのか。

 

①の捻挫をしてしまった場合はまず、受傷数日で足首の腫れが収まれば

すぐにリハビリを開始します。何週間も期間をかけたり、運動を制限することは逆に

関節の可動性を低下することと筋力低下を招きます。

その為、1度の場合なら受傷後1週間程度でリハビリを開始します。

2度でも2週間です。このくらいの期間からリハビリを始めることをおすすめします。

また、ギブス固定などは、原則は1週間~2週間までです。それ以上巻く必要性は

今まで多くのスポーツ選手の傷害を見てきて必要性を感じません。

 

リハビリとしては、まずはバランスボードなどで不安定な状態にして自分の身体を支える

練習から行います。

自分の関節を強くするには、損傷していない靭帯を強固にしていく必要があります。

①バランスボールでのボールコントロール

写真①のようなバランスボードにのり、ボールをコントロールしたりして足首を不安定な状態にもっていきます。

次に足首の怪我をしない為には、

小指球と言われる小指の付け根をしっかりと使うことをお薦めします。

特に歩行でも走る時でも、この小指球で地面を押す感覚が掴めないと、なかなか地面を押すことが鉛直方向に出来ない為、

足首が不安定な状態になります。

 

トレーニングで私も毎回伝えるのですが、実際今日もフィギュアスケートの方にもお伝えしましたが、

この小指球の意識がしっかりもてることで地面を押す感覚を更につかむことになります。

小指球は普段ほとんど意識しません、しかしこの意識をトレーニングでしっかりと持たせることで

地面からの様々な衝撃を自分でコントロールしやすくなります。

足首の怪我は、足首だけではなくなります。

地面からの様々な衝撃を吸収する部分です。その為、この関節の可動性が強くないと走る時に体重を前脚に

かけることが出来ません。それでは、なかなかスタートが速くならないということにもなります。

 

是非、足首の怪我予防、そしてリハビリをしっかり行うことをお薦めします。

 

asuka-sports.com

トレーナー兼コーチ野島

 

 

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。

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