スポーツ障害を治すトレーニング ラグビー編 膝の内側の痛みを改善すには。

夏休みももうすぐ終わり来週から子供さんも学校への

登校が始まるみたいです。今日からお子様のスポーツ障害への対応について

お話していきたいと思います。

 

まず、今日はラグビー編。

ラグビー、タグラグビーでお子様に多い外傷は

膝、足首が多い障害です。

その中で今日は膝の障害についてのお話です。膝の内側が痛い、

なかなか治らない、レントゲンをとったが特に骨には問題がないと

しかし、膝の内側が痛くなる。

このようなケースは少なくありません。

当クラブにも膝の内側が痛いお子様が来訪された場合、確認するチェック項目があります。

それは動作です。

 

膝のあらゆる動作を確認します。

両足、片足、走り方、しゃがみかたなど。

その中で膝がどの方向に向かい、どの関節から始動して動いているのか。

関節の硬さなどを。膝の内側に痛みのあるお子様はほとんどある特有の症状があります。

その症状がほとんどの動作確認で顕著にあらわれます。

 

痛みの原因はその動作が問題になります。

この動作を改善するトレーニングが膝の痛みを改善することになります。

①股関節のヒンジ動作トレーニング

写真①では頭からお尻まで一直線になったまま踵を浮かし、

指先を浮かして立っています。このトレーニングでは股関節で身体を曲げ、支える

トレーニングを行っております。

 

股関節をこの程度曲がる動作をヒンジといいます。

このヒンジ動作が本来は走るときも、しゃがむときも、全ての動作で

行われえるべきなのですが、どうしても膝でこの動きをコントロールして

しまうお子様が多く、その結果ラグビーでの走る動作やステップ動作や

タックル動作で膝を痛めてしまいます。

写真①では股関節を正しく使って立つ所から始めています。

 

②横方向への動き

写真②では横方向への動きのトレーニングです。

横方向へステップして移動するトレーニングです。股関節を中心とした動きが必要に

なります。

この時重要になるのは膝、足首、股関節の向きです。

右の股関節、膝、足首を見てください。

一直線上にあるのがわかります。このように一直線上にあることで

膝の位置が正常にあることがわかります。

しかし、膝の痛みがあるお子様はこのラインが一直線上にはなく

股関節、膝、足首の位置が違う為に膝の内側に大きな負担がかかります。

③膝の位置が内側にある動作

 

写真③では左の膝が内側にあるのがわかります。

このような状態で走ったりパスしたりすることで常に膝の内側に負担がかかり

痛みが起きる原因になります。

しっかりと股関節、膝、足首が同じライン上にくるようなトレーニングを

行うことが膝の痛みを予防することになります。

 

ラグビーやタグラグビーではステップなどで膝を痛めない為にも

動作を改善することをお薦めします。

膝の痛みでお悩みの親御様気軽にお問い合わせください。

asuka-sports.com

asuka-shinkyu@lapis.plala.or.jp

トレーナー兼コーチ 野島

 

 

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。

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