奈良市・ジュニアトレーニング、フィギュアスケートでの3回転、3回転半のジャンプを成功する為の
トレーニングについて。
10月になり少しづつフィギュアスケートの季節に。
アメリカでは4回転半ジャンプを決めていましたね。
5回転も狙えるかもしれませんね。
では、このジャンプでの3回転、3回転半、4回転を成功する為にはどのようにすれば
いいのでしょうか。氷上だけの練習では限界もあります。
最近では陸上でのトレーニングをしっかり積むことで氷上への成功に導きます。
では、ジャンプも色々種類があります。ルッツ、フリップ、サルコウ、トゥループなど。
しかし、アクセルだけは前向きの状態からのジャンプになります
その為高度なスキルも必要になります。
しかし、基本的にはジャンプにおいて重要なポイントが3つあります。
①ジャンプの高さ
②軸の安定
③回転力の速さ
この3つがそろうことで3回転ジャンプは成功するのです。
この中で皆さんはジャンプ力をすぐにあげたいと御思いだと思います。
しかし、ジャンプ力を今迄20センチだったのを30センチにするのは簡単なことでは
ありません。確かに高いジャンプを魅力です。しかし、デメリットも存在するのです。
ジャンプは通常でも両足でジャンプして着地すると自分の体重の2~3倍がかかります。
これを氷の上で尚且つ、片足で支えるとなると自分の体重の5~6倍を片足で支える計算に
なります。
体重が40kgならば200kg~240kg程度になります。
しかし、これが高い所から落ちるとその重さはさらに増加します。
これがジャンプの高さのデメリットにもなります。
また年齢的に早期に高いジャンプで跳んでいるとどうしても足首、膝への負担が
大きくなり成長期に身体の軸などが変化しジャンプ力以外にも大きな影響を与えることに
なります。その為ジャンプの高さは身体のフィジカル面を確認しながらあげることを
お薦めします。
まずは、ジャンプの軸が安定することが前提になります。
その上でジャンプ力以外に回転速度をあげることを心がけていきます。
ジャンプ力は地道に練習して少しづつあげていきましょう。
では、具体的にどのようにトレーニングをするのか。
まずは、身体の軸作るトレーニングからおこないましょう。特に空中で軸が一旦崩れると
立て直すことは簡単ではありません。
①軸トレーニング
軸を安定させるためのトレーニングとして、つま先だちになります。この時腕もあげます。
身体全身を伸ばし指先~つま先までを出来るだけ一直線になるようにします。しかし、この時重要に
なるのは、自分で軸がぶれないことです。自分の軸がぶれるとこの写真①のような状態を維持することが
出来なくなります。
軸を安定させるにはこのようなつま先でも自分の軸をコントロールできるか。
②軸トレーニング
つま先だちが出来るようになると、次に写真②のようにウォーターバックなどを上方にあげて
片足立ちになります。この時も自分の体幹を安定させることで軸がぶれないで支えることができます。
まずは、このような軸を体幹でしっかりとつくるトレーニングを行いましょう。
軸が安定すると、回転動作へのトレーニングは各段と向上します。
回転のトレーニングでは、まずは上半身の胸椎の回旋を正しく行うことが重要です。
特に回転が不足する選手は、頭と胸椎が同時に回旋しています。
しかし、本来は回転速度をあげるには、この同時ではなく時間差で動く意識が必要です。
②上半身の分離トレーニング
上半身で先に胸椎の回旋を行うトレーニングをします。写真②では顔は前を向いていますが
胸椎は回旋が先に行われています。このような分離する運動を行うことで、
自分の軸をしっかりと回旋することが可能になります。
3回転、3回転半、4回転は決して難しいプログラムでは近年なくなっています。
それはどのようにして跳ぶかをしっかりとトレーニングすることで跳べるジャンプになってきています。
是非、フィギュアスケートでジャンプをもっと跳びたいと御思いの方、気軽お問い合わせください
asuka-junior.com
asuka-sports.com
トレーナー兼コーチ野島