華麗に見えるフィギュアスケート。実は強靭な臀筋力が必要なハードなスポーツ。

トレーナーのノジです。

今日は最近シーズンに入った、フィギュアスケートのお話し。

フィギュアスケートって華麗な感じがするスポーツですよね。

でもフィギュアスケートってとてもハードなスポーツなのです。

僕は今まで何人もフィギュアスケート選手のトレーニングを指導してきました。

少し前も大阪臨海スポーツセンター

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ここです↑

にスケート選手の練習風景を見に行って来ました。

フィギュアスケートはとりあえずジャンプ、ステップととても激しいスポーツなのです。

特に今日はジャンプにスポットをあてます。

昔、伊藤みどりさんという選手が僕の中では子供ながらにすげぇ〜な。って感じでした。

それは彼女のジャンプがとりあえずすごい!!

彼女の代名詞といえば地面を力強く押す凄いトリプルアクセルでした。

その後、安藤選手や浅田選手もトリプルアクセルを成功させていきます。

男子では現在4回転ジャンプが主流になっています。

しかし、このジャンプには沢山の種類があり

飛び方も少しづつ違います。

すこし解説、ちょっと専門的なお話しです。すいません。

アクセルジャンプ前向きで踏み切ります。

ルッツジャンプは左足の外側エッジに乗って後ろ向きに滑走し右のつま先をついてジャンプします。

フリップジャンプは右足踏み切りでつま先を使わないジャンプです。

サルコウジャンプは左足内側のエッジで滑りながら右足を前上方に振り上げて跳ぶので跳ぶ瞬間、

内股にハの字になります。スキーのボーゲンのようになります。

トゥループジャンプ右足外側のエッジに乗り、左足のつま先をついて踏み切るジャンプです。

色々なジャンプがあります。

これを演技で使い分けていきます。

また、フィギュアスケートの選手は体重が増加するほどの

筋力アップをするとカラダが重くなるので競技に適していません。

体重をキープしながら筋力をアップさせる必要があります

その為にはジャンプをする為に最適な筋肉や

スピードが要求されます。

 

また、陸上と違ってスケート靴でのジャンプが要求されます。

それではフィギュアスケート選手のジャンプ力をいかに向上させるか。

トレーニングのお話しを少し。。

ジャンプトレーニングでは

プライオメトリクスという素早い動きで筋肉を収縮させるトレーニングが有名です。

僕はそれプラス連続ジャンプに耐えれる強靭な臀部の筋肉にスポットをあててトレーニングしています

ジャンプする際に一般の方は太ももの筋肉で飛ぼうとしますが、

これではほとんどジャンプする事は出来ません。

ジャンプしたとしても着地が難しいでしょう。

こんな感じで。臀部を使います

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いかに素早く臀部に体重を右臀部に体重を乗せることが出来るか↑

ジャンプの際、フィギュア選手は臀部の筋肉で氷上を押して反発力をもらい飛んでいます

ここに意識がいかないと連続で何回もジャンプをする事は難しいです。

だから、3回転を連続で跳ぶ選手達は マジで

凄い短時間で踏み切り、臀部でジャンプしています。

また、地面からの反発力をうまく利用しています。

そういう観点でフィギュアを見ると、ただ美しく綺麗だけでなく、

とても緻密なジャンプ動作や力強さも新たな魅力になります

フィギュアスケートは、本当に短時間の間に回転をし、

ステップもし表現もするタフなスポーツなのです。

フリーの演技では男子で4分30秒、女子で4分間の演技を行ないます。

考えただけでもかなりきつそうですね。

僕はフィギュアスケートのジャンプの時の踏切りや着地の際に臀部をしっかり

使えているかそんな見方をしてしまいます、職業病ですね(笑)

フィギュアスケートも色んな角度でみると新たな発見があり面白いですよ。

今日のお話しはおしましいです。

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。

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