奈良市でジュニアアスリート専門ジムのasukaトレーニングクラブです。
12月7日 SMBCカップ全国小学生タグラグビー選手権の予選で
アスラグという私がコーチしているチームが見事優勝を収めることが出来ました。
選手の皆さま本当におめでとうございます!
昨年、地区予選の準決勝で10対0という負け方をして、1点も取れないまま昨年のSMBCカップは
終わりました。選手はみんな悔しい、悔しいと泣いていました。負けたことが悔しいし
何より、何もできなかった自分達に。悔しかったのだと。
そこからチームの1年間を全て一旦見直すことにしました。
チームを強くするにはプランが必要になります。今迄多くのチームのトレーナーやコーチをさせて頂き
1年間である程度のプランを作ることがまずは重要になります。
まず①フィジカル面の強化(スピード、走力、心肺機能)②スキル(ステップ)⓷ハンドリング強化④戦術に理解⑤選手たちで状況を打破できる能力
この5つをまずは一から行うことに。
1月~12月までをどのように過ごしていくのか。その中で戦術を理解できる能力を養う。
昨年から走力、スピード、心肺機能は飛躍的にあがり、ハンドリングスキルもかなりレベルアップをすることが出来ました。
後は練習試合で自分達に必要なピースを少しずつ埋めていくことが必要になります。
ただし、ここには子供達の意欲が必要です。確かに最近では勝敗に徹することを良しとしない風潮もあります。
しかし、試合に出る子ども達にすれば、毎回負けて負け続けていると練習に向かうモチベーションがなかなかあがらないことも事実です。
勝つことがだけが全てではありませんが、負けることに慣れてしまうと練習をすること自体に意味を感じない子供達もいるのです。
試合に出るのなら勝つ喜びもまた、子供達には必要ではないかと思います。でもそこに強制でさせられているのであれば
それはどうでしょうか。自ら子供達が勝ちたい、上のレベルで試合をしたいと思うのは本能的なものです。
後はコーチやトレーナーがそこに何を伝えていけるか。それがジュニア世代の子ども達には必要なのかもしれません。
強くなるには自分達が様々なハードルを乗り越えていく努力が必要であることを小学生の高学年で知ることは
決して無駄にはならないはずです。それは自分がこれからの将来の糧になることだと私は思います。
今日は小中学生でのラグビーでの走力、特に初速の向上についてです。
最近ではラグビーも超速とは速度を求めらえる時代に入りました。
以前はFWは脚が遅くてもいいような風潮もありましたが、最近の高校生、大学生、トップリーグを見ると
FW前列の選手でもスピードある選手が沢山います、又ステップをバックス顔負けのようなスキルを持つ選手も少なくありません。
現代では大学までは3列と言われる、フランカー、ナンバー8でも社会人ではフッカーやプロップに転向する選手も多いのも現実です。
スピードある選手がこれからも日本代表クラスにはどんどん選出されるのは間違いないでしょう。
では、このスピードをあげるにはどのようにすればいいのか。
まず初速をあげることがラグビーではとても大切になります。0-10と言われる10mまでが速く走れることで
実際の試合では活きてくるのです。
その為には、走る為に必要なスキルを覚えましょう。走るのに才能は関係ありません。才能があるとすれば
継続して練習出来る気持ちでしょう。
まず速く走る為には足首の角度がとても大切です。

①足首の角度のトレーニング風景
足首が基本背屈での姿勢
走る時には足首の角度がとても大切になります。
足首は背屈の状態で地面を押すことでより高い地面反力をもらうことが出来ます。
しかし、多くの選手は背屈ではなく底屈位よ呼ばれる足首が空中で下がった状態で地面と
接触することになるのです。これでは速く走ることは出来ません。
地面からの反力で走ることが出来ないと、いくら走る練習をしても速くなるのにすぐに限界が来るでしょう。
その為、地面反力を貰う為には、足首の角度を常に一定にするトレーニングを行う必要があります。
写真①では踵をあげた状態で身体を支えるトレーニングを行っております。
次に重要になるのは地面を押すポジションです。

②地面を押すために必要な姿勢
次に走る初速をあげるには走る姿勢がとても大切です。
この走る姿勢は基本傾斜角度は競技により違いますが60度くらいでいいと思います。
あまり倒すと骨盤の位置が後傾してしまい、脚が前に出にくい状態になります。
まず地面を押すには角度を意識しましょう。特に、脚の膝は前に出し膝から下を出来るだけ前に出さないことが
大切です。この膝より下の下腿部を出さないことが大切になります。下腿部が前に出るとどうしても
ブレーキになる動作になる為、膝の下は写真②のように自分のおへその下かそれより後方の位置に下ろすことで
より地面から反発を受け前に進むことになるのです。
この2点だけでも速く走ることは可能です。速く走る為に、どのような動作を覚えることが必要かを
正確に練習することで速く走ることは全然可能なのです。
小中学生のラグビー選手でなかなか速く走れないのは才能ではありません。走る動作を覚えるだけなのです。
トレーナー兼コーチ野島
asukaラグビースクールでは現在新しい仲間を募集中!!
アスラグチームでタグラグビーで全国を狙おう!!
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