
奈良市・木津川市のジュニアアスリート専門ジムのasukaトレーニングクラブ。
最近は土日でジュニアのトレ塾KIZUGAWAを3月から本格的に
行い、走り方を中心に身体の使い方を練習しております。
走るのは、才能とかではなく走り方のコツを覚えることです。
4月から始めてる練習しているお子様はみんな少しずつ速くなっており
50m走、30m走ともに速くなっています。
速く走る為には、基本的な反復練習を正しい姿勢で行うことが大切です。
今日はサッカー、ラグビーのお子さまで速く走る為の動作についてです。
速く走るにも
①陸上のような距離が決められていて走る
②サッカーやラグビーのようにフィールドやコートを走る
この2つでは大きく異なることがあります。
それは方向転換です。
基本陸上では方向を転換することがありません。
しかし、サッカー、ラグビーのような競技では方向転換を行うことが要求されます。
その為、走るには少し練習する必要性があることがあるのです。
それがブレーキです。止まることが正確に出来ないと実際は速く動くことが出来ません。
この止まる動作が出来ないと速く走ることが難しいのです。
止まるということは、次の動作に必ず結びつきます。その為、どれだけ正確に止まれるかで
次の動作をスムーズに移行できるかが決まります。しかし、ブレーキをすぐにかけれない選手は
動作のモーションが遅れるのです。
その為にも、ブレーキを行う止まる動作を正確にマスターしましょう。
まず止まるには進行方向の反対側を押すことが大切になります。その為には、足を前に出して止まる
意識が必要です。その時に重要になるのが
①パドリング動作
②足裏をしっかり相手に見えるくらいの意識であげる
③股関節を空中で曲げる意識
この3点が大切になります。
この3点がクリアになることで、相手の動きに合わせて自分の速度をコントロールすることが出来るのです。
①止まる時に姿勢
②止まったらパワーポジョション
写真①②のようにまず脚を前に出しブレーキをかけます。その後反対の脚を引きつけて
パワーポジョションになります。
この動作をどんな速度で動いていても出来るようになりましょう。
止まる動作が出来るにはもう一つのポイントのパドリングが必要になります。
このパドリングは相手の動きが左右どちらに動くかがわからないため、安易に体重を前脚にかけると
そのタイミングで抜かれる為に、相手の動きがある程度どちらに動くかがわかるまではパドリングと呼ばれる
パワーポジョションで股関節を屈曲しながら動かしていきます。
この時体重はインエッジと呼ばれる第2趾の付け根付近で体重をかけていきます。
③パドリング動作で左右どちらへも対応。
パドリングは止まっるとき完全に動きを静止するのではなく、少し股関節を動かして
地面を足裏で押しながら動きます。このパドリングでは頭は前に行きすぎると
足が動かなくなる為、あくまでもパワーポジョションの姿位を維持します。
ブレーキ、パドリングを正確に行うことで次のモーションへの移動はとてもスムーズになります。
速く走るには、サッカー、ラグビーではどれだけ動き出す部分で速く反応できるかが
相手を止めれる速度になります。
その為にも是非、止まるトレーニングをおこないましょう。
プロのサッカー、ラグビーの選手でも止まるトレーニングをとても時間をかけて行います。
それだけ、動きだすにはまず自分の良いタイミングで止まれるかが走り出しの初速に大きく影響するのです。
初速を向上するには正確な姿勢で止まることが大きな鍵になります。
トレーナー兼コーチ野島