足の第5中足部や趾骨の骨折はサッカーや競技選手に多い骨折です。
特に第5中足部は骨折しやすい部分になります。
しかし、この部分は足を捻挫するような内返し捻挫で発症します。
ギブス固定が終わり早期にリハビリを開始しないと足首や中足部自体が
拘縮が始まるとなかなか痛みが完治しないのと再度捻挫することで
骨折を行う可能性があります。特に疲労骨折の場合では再発する可能性が高いと言えます。
では、どのようにリハビリすることで痛み改善や予防につながるのか。
まず足裏をみてください。扁平足になっていませんか。
また、足の指が大きく開きますか。これが実際出来ないのは足趾の可動性が低下しているのと
地面を正確にとらえることが出来にくくなっています。
ここからまずはリハビリを始ましょう。
指を強化します。中足部は横や縦のアーチが存在します。
図1
この横のアーチが低下すると地面を支える時にどの部分で地面を押しているのかがわかりにくく
なります。
また装具も初期段階でもいいと思いますが、その後は自力での強化がないと足自体が強くなりません。
この横アーチを強くすることで、地面からの様々なグラウンドなどの状況下で耐えれるようにします。
① 中足部トレーニング
中足部はなかなか鍛えることが難しい部分です。しかし、地面からの様々な衝撃を足の裏では最初に
外側に体重がかかります。この時に地面からの状況下で足の裏、指が耐えれないと当然内側に捻挫することに
なるのです。しかし、写真①のように中足部、第5趾の部分を強化することで、地面からの様々な状況下でも
耐えれるようになります。最初は片足から支えがある状態でも構いません。段階的に両足で支えるようにします。
②
両足で支えるには足の外側への意識が必要です。しかし、なかなか普段の生活や競技では
母指球には意識がいきますが小指球側への意識が低いのも現実です。
この小指球を意識することで地面からの状況を足裏がしっかりと判断して捻挫しないような
強靭な関節にしていきます。
このように足の小指側で立つ練習をしていきます。
最初はこの状態でもいいのですが、慣れれば地面にお尻がついた状態から小指側だけで支えて
立ちます。このようなトレーニングを地道に行うことで第5中足部の骨折を回避すこととが出来ます。
リハビリトレーニングは早期にすればするほど、その後の関節の拘縮や再発を防ぎます。
長い間安静にしても疲労骨折などは強くなりません。
また、中学生や高校生では骨が柔らかい為、強化することでその後の怪我の再発予防に
大きな効果があります。
当整骨院ではリハビリ専門のPTやトレーナーが在籍しております。
是非、お問い合わせください。
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骨折、捻挫リハビリ専門整骨院 あすか鍼灸整骨院
トレーナー兼治療家 野島竜一