今日の投稿は高校、大学生での筋トレについてです。
現在では高校生で筋トレをおこなっていないクラブはないくらい、筋トレは
どのクラブでもおこなっています。
しかし、それが競技に直結しているかは疑問です。
特に大勢でのクラブ部員で行う筋トレでは満足な指導が無いまま筋トレを
おこなっているチームも少なくありません。
これが現状での日本のクラブ活動におけるフィジカルトレーニングの状況です。
大学でも同じことです。一部の強豪チームはトレーナーがついていますが
ほとんどの学校では学生トレーナーなどがメニューを作成していたりしています。
しかし、筋トレは選手が思っているより簡単ではありません。
しっかりとした理論やメニューの意図、可動域、フォーム、などを
考慮しないと筋トレで競技の向上には結びつかないケースもあります。
まず①筋トレの意図を理解しよう!!
筋トレは筋力を強くする、筋肉を大きくする、スピードを速くする、
パワーをつける。こんな感じのイメージがあると思います。
しかし、実際に競技別で種目などは大きくことなります。
特に重さの設定は。例えば、陸上の短距離ではスピードを向上する為の
筋トレが要求されます。基礎的な筋力は補強しますが、その後も重さを
イメージしてゆっくりを重量をあげるトレーニングをおこなっても
陸上にはあまり効果が期待できません。
また、ラグビーなどのパワーが必要とされる競技。押す、引く、踏ん張る、など
コンタクトが必須の競技ではスピードも必要ですが全体的な身体のパワー発揮も必要になります。
この場合あまり軽いウェイトでのトレーニングでは、試合でのパフォーマンスを向上することは
難しいかもしれません。
このように競技別に少し筋トレの目的なメニュー構成が違うことを覚えていきましょう。
②つぎに筋トレをいきなり行うことがありませんか。これは危ないと思います。
筋トレとは抵抗をかけるトレーニングです。普段の生活ではそれほど自分に抵抗が
かかることは少ないといえます。それが突然100kgのバーベルをスクワットなど
しようとすると身体の動作を指令する部分が正常に起動しにくくなります。
まずは、モビリティファーストということばあるように、関節の可動性をしっかりと
意識させるダイナミックストレッチを行うことが必要です。
ここで関節の可動性を出来るだけ最大限つくることを意識しましょう。これだけでも
次にスタビリティと言われる関節を安定させるトレーニングです。
所謂体幹系のトレーニングです。特に呼吸を重要です。試合で呼吸が乱れると判断力や
集中力を低下させることがあります。それほど呼吸は重要です。
呼吸筋を使ったトレーニングをしっかりと行います。
最後にまずは軽い負荷での筋トレに入ります。しかし、ここでも
遅いスピードで行うのは競技でのトレーニングはやや不向きと言えましょう。
どの競技でもほとんどが動きのスピードは要求されます。
筋トレと競技を別に考えないほうがいいと思います。
しっかりとスピードを意識して行うことが競技でのスピードに直結してきます。
明日は具体的なメニューをお話したいと思います。
筋トレは有効なトレーニングです。しかし、やり方をしっかりと覚え、また理論も
習得することが自分の競技力に必ず繋がります。
競技別筋トレをご希望の方はご連絡ください。
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トレーナー兼コーチ 野島