バスケッボールの上達トレーニングについてです。
日本代表もフィジカルの使い方でバスケットの競技自体のレベルアップをはかることが
可能になりました。
これは
①走り方
②減速の仕方
が非常に重要な要素になっています。
この中で今日は減速運動がいかに競技レベルをあげるかについてお話していきたいと
思います。
減速からの体重移動で素早い動きを
運動には加速と減速とがあります。
加速するよりも減速するほうがとても強いパワーを要します。
これはスピードが乗った所から止まる方がより強い力がかかる為です。
減速するには大きく3つの動作が必要になります。
①自分が止まる方向の反対方向に対して地面を押す
②身体を前傾し股関節のヒンジ動作を最大限行う
③体幹部を使って自分の体重をコントロールする
この3つが必要になります。
① 減速するには自分の止まりたい方向の反対側の地面を
押すことが必要になります。
①逆方向への切り返し動作
写真①では今から左斜め前側に移動しようとしています。
左斜め前側に移動するには右斜め後ろを押す必要があります。
この反対方向への減速運動がステップ動作では必要になります。
②股関節のヒンジ動作
ステップ、カットインなので方向転換からのスピードをコントロールして
いくことが素早い動きになります。
②→③ ヒンジ動作と股関節伸展を一度に行う
写真②から③では股関節を伸ばす動作と曲げる動作を一瞬で行います。
この動作を一瞬で行うことで次の動作へスムーズに移行することが出来ます。
これには前足(左足)でブレーキをかける為に股関節を曲げ、
スタートするために後ろ足(右足)の踵はあがりスピードをいつでも出せる
状態になっています。
最後に体幹部でのコントロールになります。
体幹部でコントロールするには、胸椎の下に自分の膝があることが理想です。
体重を脚にかける際にベストな位置が胸の下に膝がくるとより強く押すことが
可能になります。
④胸から押す加重でのスタート
ステップ動作から次の動作に移行するときには、大きな力を要します。
それを出来るだけ胸で押すイメージが重要になります。
胸で地面を押すことで、出来るだけ体幹部からの意識を高めることが出来ます。
減速して、その後体重が前方に進む為にはコアの横隔膜や腹横筋と言われる
腹部のインナーマッスルが活動する部分が、胸の下に膝が来ることで強く押すことが可能になります。
⑤トレーニング方法
写真⑤では地面をいかにどの部分で押すかを行うトレーニングです、
胸のみぞおち部分の下に膝が位置しているのがわかります。
この位置で押すことで地面をしっかりと安定して押すことが可能になります。
バスケットボールでは減速→加速→減速のスポーツです。
いかに速く減速することが次の動作をスムーズに行うかに結び付きます。
是非、減速のトレーニングを行い素早く切り返せるようになりましょう。
そうすればバスケットボールは更に楽しいスポーツになります。
バスケットボールで競技力向上を御考えの親御様、気軽にお問い合わせください。
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asukaトレーニングクラブ
トレーナー兼コーチ 野島