ジュニア競技を考える。バスケットボールではパワーポジションの体勢を維持する股関節と体幹の強さが必要。

奈良市の腰痛専門のあすか鍼灸整骨院、

ダイエット専門トレーニングスタジオの

ボディメイキングスタジオASUKAの

トレーナー兼治療家の野島竜一です。

 


 

野球、サッカー、バスケットボール、ラグビー、アメフト、など

競技では競技の特異性な部分と共通する基本的な動きがあります。

よく間違いやすいのは、お子様の競技レベルが向上しないのは、

競技スキルを習得出来ないからと思われがちですが、それは違います。

 

競技スキルを習得出来ないのではなく、基本的な動作にエラーが出ていると、

いくら有能なコーチが教えてもそのスキルやパフォーマンスを習得する結果には

繋がりません。勉強の塾でも同じですね、算数で九九が出来ないのに、分数やその先の因数分解は

どんなに素晴らしい講師が教えても理解することは出来ません。

競技の特異性を習得するには、まず運動動作の基本を習得することが重要です。

逆に言えば、基本的な動作を習得すれば応用編となる、競技の特異的な部分は

すぐに覚えることが可能です。それは競技はもともとはこの基本的な動作の

応用から成り立っているからです。

 


 

今日の投稿は

バスケットボールでの競技力向上についてです。

 

先ほども記載しましたが、基本的な動作の獲得が出来ないことは、

次のステージに進んでいくと、必ず怪我に繋がります。

怪我の多いお子様は、この基本的な動作にエラーがあるのに、

より高度な競技スキルを習得しようとする事で起きています。

競技の特異的な部分はこの基本的な動作の応用編です。応用を習得するには、

基本的な動作の習得が重要です。そしてここで言えるのがプロになる選手ほど、

この基本的な動作に忠実と言えます。

 

バスケットボールでは、ターンオーバーと言われるような、繰り返し攻撃と守備が

早いタイミングで交互におきます。また、狭いスペースでのなかでステップやフェイント、

シュートにいくことが求められます。

このようなプレーを可能にするには、前半から後半にかけていかに、自分のプレーで攻撃でも

守備でも安定した力を発揮するには、パワーポジションという姿勢が鍵になります。

しかし、実際に小学生や中学生でこのパワーポジションを行ってもらうと、

ほとんどの選手が出来ていないのが現状があります。その原因には、

パワーポジションをとるには、骨盤の前傾を正しくいとれる強い体幹力が必要になります。

しかし、日本人などの東洋人はもともとが骨盤が後傾気味にある為に、どうしても

骨盤を前傾する力が不足がちです。この骨盤を前傾するには臀部、ハムストの柔軟性も必要に

なり、強さと柔軟性が必要になります。

 


 

骨盤を前傾する意味とは。

 

two basketball players men Isolated on white background

写真をご覧下さい。

お互いが低い位置でのパワーポジションをとっています。

この際に骨盤は綺麗に前傾し、太腿とお腹がくっつきそうになっています。

これがバスケットボールでは必須の動作と言えます。

シュート、リバウンドも、ステップもドリブルもこのパワーポジションから

全て行われていきます。これが後は応用していくだけなのです。

しかし、ジュニア世代でもこのドリブルだけを練習、ボールをつくことだけに

意識がいきがちです。

しかし、なぜドリブルを上手くするのか。相手のコートに進む手段だからです。

そして、その為には相手にそのボールを奪われてはいけません。そうなると

立った状態での膝、股関節が伸びきった状態では自分がすぐに相手の動きに

反応することは不可能です。

その為このパワーポジションが必要になります。パワーポジションを常にどの時間帯でも

同じ低さ、同じ体勢をとれることは、自分のプレーを試合中安定して行う最高の手段に

なります。

その為にも骨盤を前傾するだけの体幹部分の強化は必須となります。

体幹を強化して常に骨盤を前傾出来ることが重要です。

 


 

体幹強化から骨盤前傾を行い、パワーポジションをとれることが競技力向上の早道です。

 

体幹強化には、当クラブでは専門のプログラムを導入しています。

体幹とは横隔膜、骨盤底筋、腹横筋、腸腰筋の働きなしでは出来ません。

この体幹の筋を活性化することが体幹トレーニングだと考えています。

この体幹の筋を強化することで骨盤は前傾し、パワーポジションを常に

とれることに繋がります。

これは、様々なトップアスリートが行っています。

 

是非、パワーポジションをどんな体勢でもとれるようにしてみましょう。

そうすれば、バスケットボールでの競技力は飛躍的に向上します。

なかなかプレーのスキルがあがらないのは、この体幹筋が弱く、骨盤を前傾に

出来ず、膝が前にでるタイプのパワーポジションをとっているとが多いのでは

ないでしょうか。

 


 

バスケットボールでの競技力の向上でお悩みの親御様、選手の方、気軽にお問い合わせください。

asuka-sports.com

asuka-shinkyu@lapis.plala.or.jp

0742-22-0120

asukaトレーニングクラブ

トレーナー野島

 

 

 

 

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。

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