奈良市ジュニア競技のケガ予防のスタジオ/ 小学生・中学生のスポーツ選手のグロインペイン症候群、実は”ただの成長痛”ではないのです。
奈良市でジュニアアスリート専門トレーニングジムのasukaトレーニングクラブ。
今日は鼠径部にある痛み、グロインペイン症候群についてです。
この症状は股関節の太ももの付け根部分に痛みを生じるスポーツ傷害です。
グロインペイン症候群は、一般的には
①オーバーユース・・・キックなどの繰り返し動作によるもの
②筋力バランスの崩れ・・・腹直筋などの筋力低下
③柔軟性の低下・・・股関節や骨盤周囲の筋肉の硬さ
などが原因といわれています。
しかし、実際は、それらの原因とは少し違うことがわかっています。
グロインペイン症候群は股関節の鼠径部の痛みをともなうものです。
しかし、鼠径部の痛みの箇所は限定的ではありません。
どちらかというと不特定な部分に痛みがあります。
そのため、最初は股関節が一時的に痛いだけと思い、そのままプレー続行することも
多く小学生では長い期間痛みに耐えて練習などをおこなうケースもすくなくありません。
症状が悪化するとトイレなどのしゃがむような動作では、股関節に痛みがかなりあり
一般的な生活にも大きな影響を及ぼすことになります。
そのため、まずはこの原因をしっかりと見極めることが大切です。
安静=治るのは違うのです。
【痛みは体の使い方にある】
グロインペイン症候群の大きな原因は身体、得に体幹部の使い方にあります。
グロインペイン症候群ははサッカー、バレーボール、陸上選手、などに見られます。
それ以外の競技でも見られることもあります。
ではサッカー、陸上などでみられる大きな原因は
下半身と上半身の連動、分離動作が正しくできないため、股関節のつけ根に大きなストレスがかかります。
また股関節ではなく膝中心の動きを行うことも大きな原因の一つです。

①

②
写真①②はボールを蹴る瞬間の身体の使いかたです。
このとき、上半身と下半身の動きを注意してください。
腕が大きく上方にあがり、股関節が伸展、胸椎が伸展され身体全身でボールを蹴っているのがわかります。
この身体の使い方を連動動作といいます。
このようにボールを蹴るときに上半身、下半身が正しい関節を使い動くことが出来ないと
同じ動作を繰り返すことで一部分の関節、靭帯にストレスをかけることになるのです。

③
写真③は陸上でのスタートシーンです。このときも腕を大きく後方にスイングして
股関節を伸展、胸椎を伸展しようとしているのがわかります。
動きではかならず関節を最大限伸展する意識が重要になるのです。
この関節の動きを正確ではない状態で例えば膝だけ大きく曲げる、腰椎を過度に伸展する、
という動作がグロインペイン症候群を引き起こす大きな要因となります。
本来、体幹部分でその関節の動きをコントロールするのですがそれが出来ないと
実際はキック、走る動作で太もも前面だけを使うことでそのつけ根部分の鼠径部が強く
圧迫されて痛みを伴うことになるのです。
明日は、グロインペイン症候群の改善するためのトレーニング方法についてになります。
鼠径部の痛みはできるだけ早期に身体の使い方を改善しましょう。
コーチ兼トレーナー野島



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