
奈良市 ジュニアアスリート専門ジムのasukaトレーニングクラブ。
ラグビーのシーズンが到来です。今月から高校生も大学生も大会が始まりますね。
日本代表の試合も。
ここ最近のラグビー事情は10年前から更に進化しています。
これはサッカーと同じで高速化です。速く動く、速く立ち上がる。という速いという
言葉が定着しております。
小学生でもこれは同じで速く動ける選手を優先してレギュラーになり
速く走ることがチームでも位置づけられています。
中学や高校になると更にその高速化が加速します・
では、競技力向上に必要なトレーニングとはこれはラグビーもサッカーに近い所があります。
最近ではサッカーでも止まるトレーニングをパーソナルトレーニングをする選手が多いくらいです。
ラグビーでも同じでしょう。速度をあげることのトレーニングはどのチームもしていますが
止まる練習をするチームが今後多くなるでしょう。
自分のトップスピードを急激に止める、そして方向転換や相手へのタックルなどに活かす。
この止まる動作をトレーニングすることをお薦めします。
特に最近のラグビーでは確かに攻撃のチームというより守備の強いチームが勝つ傾向があります。
これは守備で点数をどれだけ抑えるかで相手の攻撃を封鎖することで、逆に反則が相手に増え攻撃の
チャンスがこちらに来るからです。
では止まる練習をどのようにするのか。
まずラグビーではパドリングという言葉があります。
脚を動かして止まることをいいます。
しかし、このパドリングを踵をあげておこなっている選手も少なくありません。
基本止まるときは踵から地面を押すイメージで動きます。
その為、踵が浮いた状態でパドリングを行うと実際には体重が前にのり止まることが出来にくくなります。
①止まる動作 リニアバック
前方向に体重をかけるのではなく、逆方向に体重を移動させるような感覚で前脚を大きく
踏み込み止まります。この時頭が前に出ないことが大切です。頭が前に出るとどうしても体重が前にのりやすいため
出来るだけ股関節のヒンジ動作で体重を支えます。
②ヒンジ動作
ヒンジ動作が出来ないと基本止まることが出来ません。この止まるという行為はヒンジ動作を出来るかどうかに
かかっています。特に小学生、中学生でパドリングなどを見ていると膝でほとんど動かして股関節の動きが出来ない
選手が少なくありません。これは学年があがるととても厳しい状況になります。
正確に股関節で止まれるようにしましょう。
①を最初は歩行程度で出来る所から始めます。
歩行が出来ることで次の軽くランでも出来るようにしましょう。
③ステップでも止まるスキル
最近ではグースステップなどを小学生から行う選手も多く、またFWでもステップを行う選手も
多くなりました。これはラグビー選手の求めらているものが多岐にわたるということです。
特に最近では全員が走るラグビーが主流です。その為、ステップなどのスキルも全選手が必要になります。
写真②のステップでもいかに急激にスピードを制御できるかでステップの能力に大きな影響をあたえます。
ラグビーでの競技力の向上にはこの止まるリニアバックと呼ばれる動作を行うことをお薦めします。
相手の動きに対応するには止まることを制御する力です。
是非、止まれる練習リニアバックをトレーニングして自分の物にしましょう。
コーチ兼トレーナー野島