
奈良市ジュニアアスリート専門ジムのasukaトレーニングクラブ。
今日はサッカー、ラグビーでのスタートダッシュを速くするトレーニングについてです。
サッカー、ラグビーでのフィールドでの競技ではスタートダッシュと呼ばれる
瞬間的に速く走る動作が試合中に多く行う必要があります。
ショートダッシュを呼ばれる5m~10m程度のダッシュを。
この短い距離を速く走るには素質というよりも速く走るスキルが必要です。
短い距離を走るには上半身を100%使う必要があります。
そしてトリプルエクステンションと呼ばれる股関節、膝、足首を完全に伸ばそうとするスキル。
この2つが行われることで瞬間的な速度をあげることが出来るのです。
①上半身の使い方
スタートする瞬間は速度がとても遅く、もしかしたら止まっている場合もあります。
その為速度は0に近いのです、そこから一気に速度を100にするには
上半身の動きがとても重要になります。上半身をほとんど使わないで走ると速度が
なかなか向上しません。これはその場でジャンプをする動作を想い浮かべてもらえれば
わかって頂けると思いますがジャンプの時腕を全力で後方まで振り動作に入ります。
これは下半身特に足が地面に接地している為、速くすぐに動かすことが難しく、速く動かせるのは
上半身の腕になるのです。その為、腕を速く動かすことでよりジャンプ動作では高く跳ぶことができるのです。
これは走るときにも同じことが言えます。
特に陸上のようなスタートブロックがないフィールドの競技では上半身をしっかり使い全力でスタートをきる必要があります。
その為、まず写真①のように上半身を100%動かして走り出す練習をしましょう。
ここで50%程度で走る習慣をつけると速くスタートをきることが出来なくなります。
走るにはまず上半身が優位になります。その為100%動かして短い距離でもいいので何本も走る練習をしましょう。
この上半身を全力で使うことが出来ると、次にトリプルエクステンションと言われる動作がやりやすくなります。
トリプルエクステンションを行うには、まず股関節、膝、足首を完全に伸ばそうとする力が必要になります。
②トリプルエクステンションのトレーニング風景
まず壁などでイメージをつけましょう。写真②では壁で行うドリルになります。
このイメージがつかないと実際にはなかなか脚の動かし方が難しくなります。
写真②のイメージで走ることが出来ると地面を強く長い時間押すことが出来ると
瞬間的な速さが身につくことになります。
サッカーやラグビーで瞬間的な速さを身につけるには、上半身の100%の動きと
下半身のトリプルエクステンションを練習しましょう。
当クラブでも皆さんトレーニングでサッカー、ラグビーの選手がどんどん速く走っています。
トレーナー兼コーチ野島