奈良市 ジュニアトレーニングジムのasukaトレーニングクラブ。
今日は前回に引き続き速く走るためのトレーニング。
陸上、サッカー、野球、ラグビーなど速く走れることは魅力です。
どのようにすれば速く走れるようになれるか。
これはまず、速く走る動作を覚えることがポイントです。速く走ることはそれほど難しいことではありません。
特にスタートダッシュを速くするにはある程度、動作を覚えないといくら本数を走ってもなかなか速くは
ならないのです。
前回もお伝えしましたが
足裏位置はとても重要ですね。体幹を鍛える、ランジをする、ポゴジャンプをする、どれもいいトレーニングです。
しかし、陸上部でサッカー部で何故、こういうトレーニングをして速くならないか。
それは動作のエラーをそのままで練習をしていることが多く関係しています。
動作のエラーが出ていると結果がなかなか伴わないことが多くあります。
では、このエラー動作をひとつずつクリアにすることで脚は速くなるのです。
前回の足裏の位置。
今日ポイントは膝、足首の角度です。この角度にフォーカスをあてます。
この位置関係が理解することでより速く動く為の動作の準備が出来ることになります。
①足首の角度
足首と脛骨部分の角度に注目してください。足首の角度が出来るだけ脛骨を倒し45度程度に近づけることが
できるととてもスタートの時も出力発揮は違ってきます。
では、写真①のように
足首の角度をつける為には、どのような練習が必要になるのか。突然、このような姿勢で走るといっても
なかなか現実的には走ることが出来ません。
この角度を作るためには、まずドリルをしっかりと練習することが大切になります。
②ベアでのドリル
写真②では四つん這いの状態から脚を交互に入れ替えるドリルになります。
このドリルでは地面をしっか押して前方に進みますが、ここで重要になるのは
この脛骨、足首の角度をつくることです。
このベアで前方に進む際に、この姿勢を維持したままで行うにはこの足首と脛骨の角度を
つくることが大切になるのです。
⓷足首の角度を維持したままの前進運動
写真③では足首と脛骨の角度を維持したままで前進していくトレーニング。
この足首の角度維持して進むには腕をしっかり後方に振りあげて
臀筋を下げずに行うことが大切です。この状態で進むことができることで地面をどの角度押すかを
掴むことが出来ます。
実際にこの③のトレーニングは小学生にもとても有効です。
この角度がつくれない場合は足首が硬い、腕がしっかり後方に振れないのどちらかが
関係しています。
足首の硬さがある場合はそこへのフォーカスしたエクササイズを追加することになります。
スタートダッシュはこの足首の角度を維持するために、臀部、腕のスイングが必要になるのです。
ここを習得することで0~5mのスタートダッシュは各段を向上します。
これは100m走、サッカー、野球、ラグビー、などすべての競技に共通する部分になります。
是非、速く走るための動作トレーニングでスタートダッシュを速くしませんか。
陸上でもサッカーでもスタートが速くなることで、現在の足の速さから大きくレベルアップすることに
なりえます!!
スピードトレーニング専門コーチ兼トレーナー野島