奈良市でジュニアアスリート専門ジムのasukaトレーニングクラブ。
運動会シーズンですね、速く走るのは才能や天性のものではありません。
正しいフォームとコツを覚えることで誰でも速く走ることができるのです。
今日はサッカーで10mを速く走る為の動作トレーニングについてです。
サッカーでは50mや100mを速く走ることよりも10mくらいの短い距離を速く走ることが要求されます。
しかし、ほとんどの小学生や中学生で速く走れないには大きな動作のエラーがあります。
特に走るのに才能とかはありません。
速く走るには
①足のつま先が進行方向を向いている
②踵は基本つかない
この2つが守られているでしょうか。
特にサッカーでは相手の動きに対して動くことが多いのですが
走るときに踵がべったり地面についていると動きは1秒程度遅れると言われます。
これは踵が着くときは基本ブレーキをかけている状態です。そこから一旦ブレーキを解除して
動くには少し動きに切り返しが必要になります。その為すぐに動くことが難しく
特にサッカーのような切り返し動作が頻繁な競技では踵を毎回ついていると
動きは速くなりません。
これが踵を例え5mmでも浮かすと身体を前に出す力がすぐに働くため速く動く第一歩になります。
速く動くためには、まずは踵をついてもいいですが、出来るだけ相手と対峙しているときは
5mmでもいいから踵を浮かす意識が必要になります。
踵を浮かすことでより前方に体重を速くシフトすることが可能になります。
①②踵をつかないで股関節を動かすトレーニング
写真①②では踵をつかないで股関節を動かすトレーニングになります。このとき重要になるのは
股関節で地面を押す感覚と踵をつかない意識です。
踵をつく癖があるとどうしてもすべての動きで踵をついて動こうとします。これをまずは
少し意識的に改善していきましょう。
次に足のつま先の方向です。
走るときによくあるのが後方の脚につま先が斜めむいている選手が少なくありません。
しかし、つま先が斜め方向に向いていると瞬発的地面を押す時に母指球の内側だけで地面を
押すことになります。
⓷④つま先の向き
つま先が斜め方向に向くと地面を押せないだけでなく、股関節を内旋する動作にも大きく影響します。
特に、正面から横方向に向く際につま先の向きが進行方向を決めることになります。
写真③④では左右に向いた時のつま先の位置を示しています。このとき、両方のつま先は進行方向を向いているのがわかります。
このように出来るだけつま先を進行方向に向けて地面をすぐに押せるようにすることで動きのロスをなくしましょう。
踵とつま先の位置、たったこのくらいとお思いの方もおられますが、なかなかこの動作を出来ないまま動いている選手は少なくありません。
動作は細かい所から段々崩れていきます。特に足の位置は手と同じくらい重要です。
足の位置を変化するだけで10mは速くなります。
是非、速くサッカーの試合で動きたいとお思いの親御様、足の位置を変化させてみてください。
体験随時おこなっております。
トレーナー兼コーチ野島