奈良市 ジュニアアスリートジム / サッカーでアジリティ能力をあげる為のトレーニング方法とは!

奈良市 ジュニアアスリート専門ジムのasukaトレーニングクラブ。

サッカーでは年々小学生、中学生でもスピードを活かしたチームが増加しております。

これは世界のサッカーシーンがスピードの速い選手が増加し、ここ5年でも

かなりチームとしてのトッププレイヤー一瞬で相手を抜く、また攻守の切り替えの速度が向上しています。

その流れは必ず、ジュニア世代にも少し時間差で始まります。

しかし、全員が速く走る、切り返しを行えるかというと、これは動作のルールを覚えることがとても大切です。

練習で出来る選手もいますが多くの選手は出来ないまま練習を行うことになります。

 

動作にはある一定のルールがあります。このルールにそった状態で練習を行うことで

攻守の切り替えしや速度を急激にあげることが可能になるのです。

 

では、この動作ルールについてです。

速く移動するには大きくルールが3つあります。

①脚の運びが臀部の下方に踵があること

②腕の振り親指が身体の方に近くにあり腕を振る。

③体幹の姿勢が前傾で丸くならない。

 

この3つをまずは習得することが大切です。

特に、③が崩れているお子様は基本的な体幹のトレーニングも必要になります。

今回は③はある程度出来るという想定ですが、

体幹のことも少し取り入れながらトレーニングの詳細をお話ししていきます。

まず、片足で立つ所から始まります。

①ヒップロック

①では、同側の手と足が一直線上になっています。このとき重要になるのは踵の位置と体幹の姿勢です。

写真①では脊椎がまっすぐになり、踵が臀部の後方にあります。

この位置にあることで、地面をより垂直にかつ、一番最短で地面を押すことになります。

 

この踵の位置がこれから行うメニューですべて同じことが言えるのです。踵の位置が前方や後方にいちすると、

まず走る姿勢が大きく変化します。踵が臀部より後方にあると地面を押すというよりも地面をかくような

動作になり、前になかなか進みません。このタイプのお子様が非常に多いです。

次に踵が臀部より前にあるお子様は腰が反る為に踵着地になり、ブレーキをかけながら進んでいるようなことになるために

なかなかこのパターンのお子様も前に進めません。

その為、走りだす際に必ず踵の位置が臀部の周辺の下方に位置することがとても速く走るときには重要なポイントになります。

②踵の位置

踵の位置が臀部の下方にあることでより速く移動する為の、地面反力をもらうことになります。

アジリティ能力とは出来るだけ素早く0~5m以内の距離を移動、走る、ステップなどの動作を

意味します。その為踵の位置が安定しないと毎回速度が変化することになります。

 

③ドリブルでの踵の位置

ドリブルをするときでも同じです、ドリブルが速い選手ほど、自分の踵は臀部の下方付近に位置します。

この状態で動くことで、より速く移動することが可能になるのです。

 

次に腕の振りですがここでは必ず親指が骨盤を触るような感じで腕を振りましょう。

動き出すときには必ず上半身が優位な状態になります。その為上半身が先に移動するのですが、親指が外側を向くような形などでは

前傾姿勢をとりにくく身体が起き上がることになります。その為、出来るだけ腕を振る際には親指が身体の方に触れるように

振りましょう。そうすることで身体の前傾角度を維持することになります。

 

アジリティ能力をあげる為に、様々な道具でのトレーニングがあります、ミニハードルやラダーなど、

しかし、どれも動作ルールが不十分であると練習を行ってもラダーの為のトレーニング、

ミニハードルの為のミニハードルになります。

是非、動作ルールを習得してサッカーでアジリティ能力をあげましょう。

アジリティ能力、速く走る為の最短でのトレーニングを行なっております。

 

トレーナー兼コーチ野島

サッカー

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。