さぁ。もうすぐオリンピックが始まります。様々な競技ですごい闘いを見れるのは
とても楽しみです。特に柔道、バスケットボール、競泳、陸上、など楽しみな競技が目白押しですね。
その中でも100m男子陸上の東田選手には期待しております。
奈良県の高校出身でのオリンピック出場は素晴らしいことです。
是非、頑張って欲しいと思います。
今日はオリンピック競技でもあるバトミントンのフットワークについてです。
バトミントンは最近では日本のレベルも高く世界でも活躍する選手が少なくありません。
このバトミントンでとても大切になるのがフットワークになります。
バトミントンでは、ある程度のクラスになると、いかに自分のベストな状態で
シャトルを打つかを考えます。その際に、遅れて身体が動いているとなかなか思うように
シャトルを打ち返すことが出来ず結果、手打ちになるケースが多いのです。
これでは、せっかく打ち返しても、威力がなく、また次の攻撃への準備に時間がかかります。
ではフットワークを速くするには、どうすればいいのでしょうか。
①地面を押す足裏の意識
②股関節で地面を押す感覚
⓷姿勢とくに腰が曲がったりしない姿勢の維持
この3つがとても重要になります。
特に小学生や中学生に多いのは膝で地面を蹴るような姿勢です。
小学生の時は身長もあまり大きくなく体重も軽い為に、膝で自分の動きをコントロールする選手が多いのが
現状です。
①②シャトルを打つ際の姿勢
①では膝が大きく前に出ているのがわかります。②では身体を前傾して股関節でシャトルを
狙いにいく姿勢になります。
このようにまずは膝優位での動きを改善することから始めることでフットワークの基礎をつくることになります。
次に
⓷股関節で地面を押すトレーニング
④⑤股関節でのフットワーク
⓷~⑤では股関節で地面を押す練習を行ないます。この時に地面を押す感覚を足裏で受け止めることが
大切です。足裏は基本パーです。地面を押す際に足裏がしっかり指を伸ばしパーの体勢になることで
より地面を足裏でとらえることになります。
これもフットワークにはとても大切です。足裏の感覚が正常な位置であることでより速く地面反力を
もらいフットワークのレベルを向上することになります。
④⑤では股関節で地面を速く押して戻る練習をしています。
地面を押す時に一番大きな力を伝えるには
体幹→股関節→膝→足裏になります。この動作の一連を覚えることでより強く、速い反発を地面からもらえるために
速く動くことにつながるのです。
バトミントンでは3m程度しか動きません、その中でより速く動くには正確に地面を押す
身体の使い方と、その動きを反復して学習することが大切になります。
速く動けることでバトミントンでの自分のベストな位置でショットを打つことになります。
是非、股関節の使い方を覚えてフットワークレベルをあげましょう。
コーチ兼トレーナー