フィギュアスケートで現在多くの選手を国内外行わせて頂いております。
特にジャンプを専門でトレーニング指導をおこなっております。
昨年の全日本でもわかるように、現在は男子では4回転から4回転半、女子では3回転半から4回転時代に
突入しております。この流れは更に加速することになります。
今迄のような一部の人が跳べるトリプルアクセルも現在では女子では多くの選手が
跳べる時代になりました。
これには陸上でのトレーニングと動作分析が大きく関与していると言われています。
今迄のような陸上でのトレーニングが現在では様々な競技で重要視されています。
それは、スキー、フィギュアスケート、スピードスケート、など冬季の競技スポーツも
例外ではありません。今後も陸上でのトレーニングは更に重要になると思われます。
しかし、では、どのようにトレーニングを行うのか。
まず、3回転以上のジャンプでは空中で0,9秒程度の時間が最低必要になります。
この時間がないと3回転以上のジャンプを行うことは少し難しいのです。
この空中での滞空時間をまずはつくる必要があります。
次に回転速度をあげる必要があります。3回転以上の回転を行うには、胸椎と言われる
上半身に動きがとても重要です。この部分をしっかりつかえることで回転速度をあげることが
可能になります。
最後に地面を押し続ける、体幹力です。
この体幹力が弱いとジャンプのコンビネーションではなかなか成功する率が下がります。
同じダブル系のジャンプを2回連続で跳ぶには氷上をいかに垂直方向に押すことができるかが
鍵になります。それには強い体幹力が必要になります。
この3つをトレーニングすることが鍵になります。
しかし、安心してください。逆に言えば、正しいトレーニングを行うことで3回転ジャンプは
特別なジャンプではなくなるのです。ここからトリプルアクセルや4回転ジャンプになると
その精度が大切になります。精密に氷上を押す、回旋することが更に求めらます。
確かに筋力アップも重要ですが、それは高校生以上の選手で問題ないと思います。
小学生~中学生ではまず、正しい動作を覚えていくのと、体幹をしっかり強くすることが
重要になります。小学生や中学生で跳べても高校生になって跳べないということが以外に
多いのです。これは競技の特性や体重や身長が関係します。
自分の身体能力だけでジャンプを跳んでいるとその後身体が大きくなった時に、
その身体をうまくコントロールできなくなるのです。
正しい動作を覚えてトレーニングすることで3回転、トリプルアクセル、4回転は
行うことは可能です。
明日は基礎的なトレーニング方法をお届けしていきたいと思います。
フィギュアスケートで3回転、トリプルアクセル、4回転をとお考えの親御様、
気軽にお問い合わせください。
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フィギュアスケート専門のフィジカルトレーナー 野島