今日の投稿は、バレーボールでの競技力向上の為のトレーニングについてです。
バレーボールでのジャンプ力は競技レベルにおいてとても重要です。
特にアタックだけの選手だけでなく、全てのリベロも含めてすべての選手が。
バレーボールでは、ジャンプ力がとても重要になります。
しかし、なかなかジャンプ力を普段の練習だけで向上することは難しく
トレーニングが不可欠になります。
バレーボールの場合、アタッカーは1試合で100回以上ジャンプをすることになります。
このジャンプ力が最初はいいのですが、段々とレベルダウンすると試合に大きな影響を与えます。
ジャンプをする時に、太ももの筋力に頼る方法であると簡単にはジャンプをすることが出来ません。
回数を重ねるたびにジャンプする力が減少します。これはジャンプを力任せに跳んでいる結果とも言えます。
ジャンプを毎回同じ高さで跳ぶには、ジャンプを跳ぶスキルが重要になります。特にジャンプは
下半身ではなく上半身をどれだけ使えるかが鍵になります。
上半身を使う、特に胸椎の伸展する力が鍵になります。以前からさまざまなジャンプをする競技選手を
行っております。
走り高跳び、フィギュアスケート、バスケットボール選手など。
これらの選手では、ジャンプをする時に共通するのがこの胸椎の伸展力になります。
胸椎の伸展する力が強いとはどういうことか。
胸椎はもともと湾曲のある関節です。
①胸椎
胸椎をどれだけ伸展できるかは、肩腕の振りなども大きく影響しますし、
背筋の能力も影響します。胸椎を伸展する力が大きくなることで、空中での滞空時間を少しでも
伸ばすことになります。
空中での滞空時間が0,1秒でも長くなることでジャンプしている時間は
伸びます。これがバレーボールではとても重要になります。バレーボールでは
空中でボールを打つ動作が必要になります。この打つ時に滞空時間が少しでも長いことで
ボールを捉える時間も伸びます。
②③ 胸椎伸展動作
写真②③では胸椎の伸展を行うトレーニングです。
胸椎は常に屈曲している為に、曲がることを求めます。しかし、これを伸展させるには
かなり身体全体の力、特に体幹力が不可欠です。特に現代社会では身体を完全に
伸展することは難しく写真②③のように、重力に抵抗を求めて行います。
その為重力がかかる部分は主にお腹はマットにくっつけても構いません、しかし
胸部は写真のように上げて行います。
なかなか棒を背中で動かす時に、胸椎が強くないと胸が地面につくことになります。
このようなトレーニングをしっかりと行うことで胸椎を強くします。
④胸椎を持ち上げるトレーニング
写真④のようにあ棒で身体を持ち上げてこの状態からジャンプをして片足を入れ替えます。
このトレーニングでは脚を入れ替える時にいかに、空中で体勢が崩れないかが鍵になります。
このトレーニングを行うことで空中での滞空時間が確実にあがります。
ジャンプをただするのではなく滞空時間をあげることが出来れば、空中でのアタックは
自分のタイミングで行うことが出来ます。
バレーボールでの競技力はこの対空時間をあげることが鍵になります。その為には
胸椎の関節をすこしでも伸ばしましょう。それがジャンプ力を向上させ競技パフォーマンス向上に
なります。
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トレーナー兼コーチ 野島