今日の投稿はジュニアトレーニング、太ももの肉離れを予防する方法です。
肉離れを予防するには、特に太ももの前面、後面ともに競技では怪我をしやすい部分です。
太ももの肉離れはなぜ起きるのか。これは特に走る競技、ジャンプ系競技にとても
多いのが現状です。この状態を回避するには走る、ジャンプにおける動作がとても
重要です。肉離れは筋肉のバランスが崩れるのと、膝関節への大きな負担が原因になります。
走る時やジャンプの際に膝を曲げて行う動作がよく見られます。
一見、問題の無い動作だと御思いですが、膝を曲げて動作を行うと股関節は機能を低下させることになります。
膝を曲げて走る、ジャンプを行うと地面を押すというよりもかくといった形になります。
地面をかくと太ももの後面のハムストリングスに大きな抵抗がかかります。
太ももの後面が無理に引き延ばされようとします。伸びるというより、引き延ばされる感じが。
この動作が癖になると、スピードを出た状態でブレーキングをかけるときも
膝を曲げて止まろうとします。これが今度は太もも前面の大腿四頭筋の急激なブレーキング動作を
行うことになります。
どちらも本来は膝ではなく、股関節を曲げるヒップヒンジがポイントになります。
①キーパーの姿勢
②バトミントンでのシャトルのとる姿勢
③フィギュアスケートのスケーティング姿勢
写真①~③は全て異なる競技です。この今日で共通することは
ヒップヒンジと言われる股関節を軸に身体を動かしているということです。
この動作が常に癖づくことで、太ももへの大きなストレスは減少します。
この股関節を曲げる行為は見た目は簡単そうにみえますが競技では出来ていない
お子様は少なくありません。それは普段の椅子や歩行時に膝中心で動いている為に
股関節を曲げることを忘れているのです。
④⑤股関節を曲げるトレーニング
写真④⑤では股関節を曲げるトレーニングです。地面に手をついて身体を曲げることが
地面から立ち上がることを繰り返します。この動作は本来立つしゃがむ動作の基本になるのです。
しっかりと股関節を使うことで、大腿部にかかる負担を大きく減少することになります。
股関節を深く曲げることが出来ないとこの状態で立つことは出来ません。完全に股関節を曲げることは
なかなか普段から行わないと出来ないのです。
股関節を出来るだけ正常に作動することで、太ももへの負担は軽減し肉離れをしない身体の基礎をつくりましょう。
走る時やジャンプでも同じことです。かくのではなく股関節へのアプローチを徹底することが重要です。
⑥股関節を曲げる意識でのラン
股関節は下半身でもっとも大きな関節です。特に可動性
強度はとても強いのです。その関節を動かすことは競技パフォーマンスにも大きな影響を与えます。
肉離れをよくする、なかなか治らないなどでお困りの選手、親御様気軽にお問い合わせください。
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トレーナー兼コーチ 野島