フィギュアスケートでの投稿です。
3回転を成功させるには、ただジャンプ力をあげるだけでは3回転以上を
跳ぶことは難しくなります。3回転を跳ぶには1秒以内約(0.72秒)程度で回転をすることになります。
当然、滞空時間が長いとそれだけ回転を増やせるのですが、回転を速くしないと
3回転以上を跳ぶことは出来ません。例え高く跳んでも速く回転しないと
2回転くらいでほとんどが地面に着氷することになります。
この回転を速くするには腕を折りたたんで軸を回転させることが必要になります。
この時に重要になるのが体幹になるのです。
先日手と足を使わずに回転するトレーニングをお届けしました。
①軸回転トレーニング
写真①のような四肢を使わずに体幹だけで何回転しても手や足が地面につかない
強さが必要になります。3回転を跳ぶには、体幹が強ければそれだけ空中で
自分の姿勢を維持する能力が必要になります。
空中で姿勢を維持し回転をするにはいかに軸がぶれないで氷上が鉛直方向に
跳ぶことが必要になります。
軸回転を成功させるためにも、普段からトレーニングで自分の四肢ではなく
肩関節~股関節を使って跳ぶことが重要です。
3回転を跳ぶには、ジャンプする能力はとても重要です。
しかし、その以上にそのジャンプの体勢に入るまでの姿勢が重要になります。
正しい姿勢でジャンプ動作に入り、頭からお尻までが一直線上の一本の棒のような
姿勢で跳ぶことが重要です。
その為には体幹軸をつくる練習が必要です。
②回転軸がぶれない
写真②でもわかりますように回転軸がぶれずに跳ぶことが重要です。
回転軸がぶれないことがジャンプから着氷までを安定した姿勢で跳ぶことできます。
③体幹トレーニング
どんな体勢でも自分の姿勢を維持できるトレーニングを行います。
写真③でも同じことが言えます。低い姿勢でも体幹で姿勢を維持するトレーニング。
この体勢でも安定した状態で維持するには体幹軸の強さが必要になります。
体幹トレーニングの詳細は以前、呼吸筋や腹圧といった内容をあげました。
是非、体幹軸を作る様々な練習を行い3回転ジャンプでもぶれない
身体をつくりましょう。
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トレーナー兼コーチ 野島