当クラブが出来てもうすぐ11年が経過します。
この間、本当に多くの選手の怪我に携わってきました。
その中でも多いのが肉離れです。
今日から特集としましてスポーツ外傷を見る、治す。を
テーマにお届けしていきます。
第1回目は肉離れ
2回目は足の捻挫
3回目はテニス肘
です。
肉離れは太もも、下腿部、腰、背筋など様々な場所で起きますが,
特に多いのが太ももの前面、後面です。
今日は前面の大腿四頭筋の肉離れについてです。
走り方を見直すことで肉離れを防げます。
大腿部の前面の四頭筋の肉離れは陸上、サッカー、野球などで多く発症します。
大きな原因は走っていての断裂です。
肉離れといっても完全に断裂しているケースと部分的に断裂しているケースと
微小だけど断裂しているケースがあります。
ほとんどはこの微小断裂のケースが多いですが
完全断裂や部分断裂について今日はお話していきます。
肉離れで大腿部前面の断裂の場合、
走り方に大きな特徴があります。
腰が丸く腸腰筋と言われる部分をほとんど使用していません。
走る時には本来、この大腿部の四頭筋を使って走るだけでなく、
腸腰筋を使って走ることになります。
その場合、腰が丸くなると腸腰筋を使いにくくなります。
腰が丸くなることで、お腹のインナーマッスルは活動しにくい状態になります。
これでは走る時に使う筋肉が大腿部の前面で股関節を曲げることに
なります。
股関節を曲げる筋肉は大腿四頭筋と腸腰筋の2つがあります。
しかし、腰が丸くなることでお腹の筋が活動しにくくなり、
結果大腿部の四頭筋しか活動出来なくなります。
これでは大腿部にかかる負担が大きくなります。
これが肉離れを起こす原因になります。
肉離れを回避すには、走る際に正しく腸腰筋を使う姿勢を維持することが
重要になります。
①腸腰筋を意識する走り方
写真①のように姿勢を維持して脚をあげていきます。
この時にお腹、腰の姿勢が崩れないことが重要です。
腰が丸くなるとこのトレーニングも腸腰筋ではなく四頭筋で脚を
あげる為に脚の疲労度が強くなります。
空中に浮いている状態でもこのようなことがおきます。
地面に脚をついて走る時は尚更、四頭筋にかかる負担は大きくなります。
肉離れを回避するには、走り方を改善できることが必要です。
② 走る時の姿勢
写真②でもわかるように走る時にはお腹の腸腰筋を意識して走ることで
姿勢を維持したまま走ることが可能になります。
この状態で走ることで肉離れを回避することになります。
大腿部の前面だけではなく腸腰筋を意識することで
脚への負担は大きく減少します。
肉離れを回避するには、大腿部ではなく腸腰筋を意識することが
重要です。
肉離れを回避するには、腸腰筋を意識する走り方を行うことが
重要です。
是非、肉離れを頻繁におこしやすい、肉離れを予防したいとお考えの方
気軽にお問い合わせください。
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トレーナー兼コーチ 野島