ジュニア競技を考える。サッカーでの競技力を総合的に向上するには、片足のバランス力が重要に。

奈良市のスポーツ障害専門のあすか鍼灸整骨院、

ジュニアトレーニング専門のasukaトレーニングクラブの

トレーナー兼治療家の野島竜一です。


 

先日は鴻ノ池陸上競技場で陸上の小学生の試合を観戦に。

100mを中心に見てきました。

小学生とはいえ、なかなか見ごたえのある大会でした。

父兄の方、選手の方お疲れ様でした。

 


 

ジュニア競技を考える。

今日の投稿はサッカーの競技力向上についてです。

片足での練習でのバランス感覚を磨こう

サッカーの競技力向上に欠かせないのが、片足での様々なバランス能力です。

サッカーでは、片足でボールをコントロールすることが求められる競技です。

ボール維持も、キックも基本は片足でボールを触り、もう片方は支える足になります。

その為、ボディバランスが非常に重要になります。

片足でのトレーニングは必須とも言えます。

欧州サッカーのプロ選手も片足でのトレーニングをバランスよく出来る選手は

試合でのボディバランスが安定しています。

特に、高速で走る、止まる、ステップ、ドリブルなどのスピードの緩急を

求めらる競技では、片足でのバランス能力が高いとその後のプレーで自分の求める

内容を行うことが可能になります。

では、片足でどのようなトレーニングが有効的に競技に活かさせるのでしょうか。

まずは、止まる練習。そして、片足でボールをコントロールする練習。

そして、片足で地面を踏んでその場で支える練習などがあげられます。

 


 

片足でその場で止まるには、体重を身体の軸の下にくることを意識しましょう。

 

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写真①

向かって左のブルーのユニフォームを選手に注目してください。

自分の身体の肩向きの真下に左足が来ているのがわかります。

きちんと体重を軸足方向に向かって踏んでいます。

これが理想です。

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②写真

向かって右の赤のユニフォームの選手は身体の軸がぶれている為に身体の軸と

足の位置がずれている為不安定な動きになっています。

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③写真

上記の③でも黄色のユニフォームの選手の身体と足の軸はずれているのがわかります。

このようにボールコントロールするには体幹部分と足の位置がずれていることが、

競技では安定したプレーを行うことが不可能になります。

これを可能にするのが、片足のトレーニングになります。

特に、片足での練習時に自分の体幹が横にづれないで行うことが必要です。

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④写真片足でのリフティングトレーニング。

 

上記の④のように、まずその場でバランスボードに乗る、立つ所から初め、

次にリフティング出来るようになりましょう。

その際には片足は必ず絶えず、宙に浮いていることが必要です。

 


 

片足の止まる、走る練習を。

 

サッカーでは急に止まり方向転換を行うことが少なくありません。

この方向転換を可能にするのが、片足できちんと止まる動作です。

止まれれば次に動きだすことが、可能になります。

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⑤写真止まる動作

上記⑤ではボールを蹴る時に、急激にスピードを一度止めてボールを蹴っています。

この動作が方向転換でも必要になります。

止まるには爪先をあげて、股関節でスピードをコントロールする必要があります。

また、動き出す際にも、股関節を使いパワーポジションをつくる必要があります。

この止まる際にも身体が横にぶれてたりしないように、身体の軸の下に足が来ることが

理想的です。

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⑥写真 パワーポジション

このパワーポジションでは自分の軸の下に足がくることを意識します。

左右にどちらかがぶれていないことと、骨盤が前傾していることが必須となります。

このパワーポジションも片足づつ地面につき最終的両足がついた時に、上記の写真のようになる

ことが重要です。

 

 


 

片足でのジャンプ、横移動を行えるようにしましょう。

 

片足でのジャンプでは、横に移動できる動作が重要になります。

片足でジャンプする練習を行うことで、体重が自分の軸の真下に来ないと、

なかなか正しく行うことが出来ません。

特に横方向への移動では、身体が横に行くことを止める必要があります。

先ほどの前後での動きでも片足の練習は必要でしたが、

更に横方向になると自分の体重を支える関節を体幹部分から意識する

必要が重要になります。

この体幹部分を意識することで、身体が正しく使えてうまく作動することになります。

サッカーでは片足で動く、止まる、ボールをコントロールすることが必須となるだけに、

片足でのバランス感覚は重要です。

片足で前後、左右に止まることが出来るようになると、

必ずサッカーでのパフォーマンスは変化します。

また、片足でのトレーニングは膝、足首のケガ予防にもなるので今後重要だと

思います。

 


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この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。

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