奈良市ジュニアアスリート専門ジムのasukaトレーニングクラブ。
12月14日奈良市内の小学校でテーピング、ストレッチ講習会を行わせて頂きました。
皆さんとても熱心に聞いて頂きありがとうございます。
スポーツ傷害をほとんどが動作を変えることで痛みを軽減、予防することが出来ます。
動作が変われば身体の関節などにかかる負担が大きく変わります。
是非、スポーツ傷害を予防するために正しい身体の使い方をお薦め致します。
今日は速く走る為の身体の使い方についてです。
速く走るには様々な条件があります。今日は小学生を対象にしたトレーニングや身体の使い方について。
小学生中高学年 4年生~6年生では、実際に速く走ることを素質や才能だと思われている方や
陸上をすれば速くなると思われている方が少なくありません。確かに陸上を行うと
毎回走る練習ばかりを行うことで、地面を押す感覚を掴みやすいため速くなる可能性はあります。
しかし、あくまでもこれはもともとからすればという前提があります。
速く走るには、陸上をしなくても速く走ることは多いに可能になります。
ではどのようにすればいいのでしょうか。これはまず動作に問題があります。
速く走る選手、子供への共通点はまず脚の運ぶ位置です。
通常速く走ろうとするとどうしても脚を速く回すことを意識します。その為膝が下を向いた状態で
走ることになります。
まずこの膝を下に向く動作を変えましょう。

①膝は前に出すトレーニング
膝を前に出すことで地面を押すスペースが足裏と地面に出来ます。この空間こそ
地面を押す時に最大限に活かせることになるのです。
また、膝が前に行くことで足の膝から下は地面に対して斜め下方に向いているのがわかります。
この地面に対してどの角度に向いているかはとても大切になります。
この位置で地面を押すことで前に進む推進力を大きく向上することになります。

②足首の角度トレーニング
次に足首の角度です。この足首の角度が出ないとなかなか地面を押すときに
地面に対する力をロスすることになります。
写真②では空中に浮いている右脚の足首を見てください。背屈になっているのがわかります。
この背屈動作こそが速く走る為には必要になるのです。

⓷足首の背屈動作で地面を押すトレーニング風景
背屈がなぜ必要かごいうと、地面を押す時に写真③のように地面に対して鉛直方向に
押すには足首の角度がとても大切になります。
この写真③のように足首が背屈であると地面を捉えるときにより鉛直に押せるため
加速的に前に進むことが出来ます。しかし膝が下方を向き、足首が背屈しない状態では
地面を捉えることが出来なくなります。
このように足首が背屈であること、膝が前に出ることでより速く動くことに繋がるのです。
サッカーのようにスプリントの回数が多い競技では何十回、何百回も
同じ姿勢で走ることが競技として速く走り続けることになります。
小学生で毎日練習する、でも速くならない、うまくならない、これは順番が違います。
①身体動作 → ②身体の体幹能力 →⓷スキル、速さ につながります。
まずは①の身体の動作を正しく覚えることをお薦めします。
トレーナー兼コーチ野島



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