
奈良市のスポーツ傷害専門のトレーニングと治療をおこなっているトレーニング施設の
asukaトレーニングクラブ。
当クラブでは、スポーツのあらゆる傷害を予防、治療の両面からサポートしている
施設になります。
当クラブでは全国大会、世界大会の出場している選手のパフォーマンスアップ、コンディショニング調整を
専門で16年前からおこなっております。
現在では小学生~大学生のスポーツ選手の治療とトレーニングをおこなっております。
では今日からスポーツ傷害の様々な怪我を改善する方法などをご紹介していきたいと思います。
今日は、まず陸上です。
私が長い間陸上の専属でのトレーナーとして行い、その後も多くの選手の怪我の治療に携わってきました。
その中で難しい判断として下腿骨の痛みです。
下腿には脛骨と腓骨の両方の骨があります。
その中で外側にあるのは腓骨、内側が脛骨になります。
この両方のどちらかが痛くなる、そんなことが陸上では少なくありません。
シンスプリントと言われるのは主に脛骨で下腿の内側部分の約三分の二から下付近に痛みが出来ます。
これはほとんどが足裏の内側アーチが脆弱になり足の回内運動で下腿が内側に引っ張られることで
痛みが起きます。このシンスプリントも一度なると普通にしていても痛みがあるくらいの傷害です。
逆に腓骨がわ下腿の外側の骨の痛みがある場合は、注意が必要です。
陸上では特にタータンでの練習を週3回以上行うことは小学生では特に注意が必要です。
タータンは反発力が強い反面身体への負担も当然大きくなります。
特に小学生や中学生でスパイクでのタータンでは頻度が高いと下腿への負担が増加します。
下腿の外側の腓骨、内側の脛骨は疲労骨折の好発部位です。
痛みがあったらすぐに運動を中止することをまずはお薦めします。
では、どのようにすれば痛みを改善、予防できるのか。
下腿への負担が大きい選手は多くは扁平足になっており、地面からの衝撃を足底で吸収できない状態になっています。
また股関節で地面を押せてない選手にも多くみられます。膝だけで走る膝への依存度が高いとどうしても
下腿部部分に力が入り、下腿への怪我になりやすいのです。
その為、、まず足底を強化しましょう。
おすすめはグーパー運動です。
①グーパー運動トレーニング
おすすめはビー玉などの小さくて丸いものを掴むトレーニングです。しっかりとつかむには
足裏の足底筋を活性化させます。、また指の動きには中足部の動きも関与するため
しっかりと指を使うことで足全体を活性することが出来ます。
足裏は感覚をつかさどるセンサー部分です、この部分がしっかり活性することで地面からの衝撃を
吸収することが出来ます。
②片足でのトレーニング
次に股関節で地面からの衝撃を吸収する。その為には片足でのトレーニングが重要になります。特に
片足でのトレーニングでは写真②のように身体の脊椎ラインをまっすぐにした状態で上方から負荷をかけても支えれるように
します。小学生なら特に持たなくても腕をあげるだけで大丈夫です。
腕をあげることで自分重心位置を低くくしない。それが地面を押すときに、過度な負担を下腿部にかけないことになります。
重心位置を上方にあげ、片足で支えるトレーニングを行うことで、より地面からの衝撃を股関節で支えれることになります。
このように地面から衝撃を足底部、股関節でしっかりと吸収しないと下腿部は足底から近いだけに衝撃を
大きくうけることになります。
陸上で下腿部の痛みを予防するためにも、足底、股関節を意識しましょう。
コーチ兼スポーツ傷害専門トレーナー
野島