
奈良市ジュニアアスリート専門ジムのasukaトレーニングクラブ。
競技スポーツを上達するにはまず
①反復的な練習を行う
②基礎的な身体の使い方を覚える
③自分で練習などの意味を理解しようとする
この3つがとても大切です。
反復、基礎、理解の3つが重なることで競技レベルをあげることにつながります。
これは全ての競技に通じることです。
今日は野球です。野球での体幹トレーニングを行う意図として、体幹をなぜ強化する必要があるのか。
体幹を強化することはまず
①軸の安定
②関節の運動を連動しやすくなる
③怪我を予防する
この3つが体幹を強化することにつながります。特にジュニア期の小学生、中学生では
体幹の能力を強化することで怪我を大きく予防することにつながります。
①軸の安定
これは大きくは②③にも通じるのですが
軸を安定するには姿勢がとても重要になります。野球では投球、バッティング動作、走る動作が
あります。このどれもが姿勢が安定しないとレベルアップにはつながりません。
野球では投げる、打つという動作はとても複雑な構成された動きを行います。
特に並進運動と言われる右から左、左から右への体重を移動します。
これがレベルがあがるとその移動する速度があがります。しかし、速度があがるということは
それだけ姿勢の安定性を失う危険性もあるのです。
その為、体幹を強化し自分の姿勢が崩れないように動くことが大切です。
①体重移動のトレーニング風景
写真①では体重を移動する練習になります。
この体重を移動する際に自分の軸をぶれないで動かせるかがとても重要になります。
②アンチローテーション
軸を安定させるには抵抗をかけて動かそうとするトレーニングが有効です。
写真②ではアンチローテ―ションと呼ばれる運動になります。
この運動では自分の軸を動かさないでチューブを引っ張ることができるかがポイントになります。
このように軸を安定させるには抵抗を加えることでより安定しないといけないという
ことを認識できることになります。
②③左右の体重移動
次に体重を実際に移動していきます。
しかし軸を動かさないことが重要です。写真②では右の股関節に体重をのせています。
次に③では左の股関節に体重をのせます。
このように体重を移動する練習を行います。このとき写真でわかりますように
自分の軸は移動しないということです。
軸を安定させた状態で体重を動かす。
このようなトレーニングを行うことでより野球の投球やバッティング動作の体重移動につながります。
この時姿勢を安定させるには、
①足裏はパー
②お腹を少し意識
③腰をそらない、背中をまるめない
ようなことを意識しましょう。
小学生や中学生の場合、筋肉の成長段階ですので成人のアスリートのような筋への意識は
少し時間をかけて進んでいくことが大切になります。
軸を安定した状態で体重移動することが可能になると野球での並進運動への大きくつながるのです。
姿勢を安定させるには地面からの力を感じる、そして抵抗がかかった時に
お腹で踏ん張る意識をしっかり持つことが大切です。
体幹を小学生や中学生が行う場合、なかなかフォームだけをまねてプランクなどをおこないますが
効果がこれは期待できないことが多いのです。それは
姿勢を安定させるにはうつ伏せの状態が一番難しいのでまずは立った状態で足裏がついた状態で
行い感覚を養いましょう。
体幹が強化されることで、四肢への力みが消えていきます、四肢への力みが減ることで
関節への余分な負担がなくなり怪我を予防することになります。
関節の動きも体幹のコントロール機能が向上することで動きが良くなるのです。
それが可動域を広げることにもつながります。
体幹を強化することは様々な効果があります。しかし小学生、中学生と段階を踏んで
行うことが大切です。野球でのレベルアップに是非、段階を踏んだ体幹トレーニングをおこないましょう。
トレーナー兼コーチ野島