奈良市 ジュニアアスリート専門ジム/ 水泳での競技力向上、バタフライ、自由形では股関節を正しく使おう!①

奈良市ジュニアアスリート専門ジムのasukaトレーニングクラブ。

今日から水泳のトレーニングについて、バタフライと自由形についてのトレーニング方法です。

2回のシリーズでのお届けになります。

水泳においては、今回バタフライと自由形についてのトレーニング動作についてです。

 

バタフライとクロール(自由形)は主に使い方がよく似ている部分もあります。

特に記録更新を狙う上で重要になるのは肩、胸椎の動かしたです。

小学生高学年や中学生になると、この胸椎部分が硬くなり記録が伸びないことが少なくありません。

腕を前に出す特に肩の回旋を大きく伴うバタフライや自由形では胸椎の動きが制限されることで

あります。

胸椎は大きな関節で12個の椎体から構想され回旋する為に必要な関節になります。

その為、この胸椎の動きを正しく行うことで、競技での水中での腕のスイングがとても変化してきます。

どうしても小学生では腕の力で水中でスイングをして泳ごうとしますが実際は

腕で泳げるのは小学生低学年くらいまでです。

その後は胸椎の動きで身体を伸展、回旋する動きで水中で泳ぐことで腕に余分な負担を無くすことが出来るのです。

 

①②胸椎の伸展と回旋を伴なうトレーニング

 

写真①②では胸椎の伸展と回旋を伴うトレーニングになります。

この時に、出来るだけ背中にある深部の筋を使い胸椎を伸展していきます。

伸展を出来るだけ行うことで胸椎は大きく回旋します。

クロールで水中のストローク数を減らすには身体全体で泳ぐ必要性があります。

ストローク数があまり多くなると実際には疲労度が大きくなりタイムが伸びません。

1ストロークで進む距離を伸ばすには、胸椎の伸展で前に進み回旋する力で腕のスイングを

行うことでより前に前進することになります。

⓷④股関節のヒンジ動作

次に股関節の動きについてです。

キック動作、ドルフィンキックともに脚で水中を蹴るというよりかは

股関節のヒンジの動きで水中をとらえていきます。この時重要になるのが股関節の動きです。膝ではなく股関節を使いましょう。

その特徴的な動きがヒンジと言われる股関節を曲げる、伸ばすトレーニングになります。

股関節の動き、特にこのヒンジ動作が出来ることでキックの時足の力を出来るだけ抑えることができ

足の疲労度を軽減することになります。、またキック動作を足ではなく、股関節で行うことでより強いキックを行う

ことになるのです。

⑤⑥股関節を使っての水泳動作トレーニング

股関節のヒンジ動作が出来るようになり、胸椎の伸展動作が可能になるとドルフィンキックが可能になります。

ドルフィンキックでは、股関節のヒンジと胸椎運動が連動して行えます。

最初は別々で運動を行い、その後正しい動作を出来るように行うことをお薦めします。

水泳では、股関節の動きが出来ないと出来るでは小学生高学年~中学生になるととても大きな変化があります。

その為、出来るだけ股関節のヒンジ動作を行い、胸椎の動きにつなげていきましょう、そうすることで記録更新に

繋がりますよ。

コーチ兼トレーナー野島

asukaジュニアトレーニングクラブ

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。

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