競技では負けて賛美を送る傾向があります。
確かに、負けても勝敗をつけない大会ならいいと思います。
負けて悔いが無いとか、負けてもいいとか。本当に実社会ではどうでしょうか。
中学受験、高校受験、大学受験、就職試験、昇級試験、企業でのプレゼンなど
勝敗ではありませんが、現実は自分に勝つか負けるかの社会がいづれおとづれます。
負ければ悔しい。負けたことをどう活かすか次に自分達が同じ思いを味わないためにどうするか。
それを学ぶのも競技スポーツの場としての経験ではないでしょうか。
スポーツでの様々な経験は必ず実社会で、自分の糧になると思います。
今日は速く走る、動くことについてです。
速く動くことは様々な競技で重要視されるスキルです。
この傾向は今回のオリンピックでも実証されたと思います。
100mは9秒8が世界の標準になりつつあります。
また様々な国の選手がスピードをつけてきています。
競技でスポーツではスピードが速いと言うことは大きなアドバンテージになります。
では速さを向上するため、特に100mではなく0~10mいや5mを速くするには。
速く動くということは、ある程度の部分は動作トレーニングにヒントがあります。
動作を改善する、動きを変えることで速く動くことになります。
この速く動くためには大きなポイントがあります。
①前傾姿勢の角度
②地面を押す足の位置
⓷膝の向き
この3つが揃うことで速く動くことになります。
特に小学生で脚が速い、でも中学ではそうでもない、高校では標準な速度になってします。
これは、小学生の時に、素質だけで動いている為。
確かに脚を速く動かすことが小学生のとき速く出来る選手もいます。
しかし、この部分は他の小学生があまり動作スキルを覚えていない為、速く動けていると
いってもいいと思います。
その為中学くらいで動作スキルを覚える選手がいると、どんどん抜かれていくことになります。
これはどの段階で様々なことを習得するかは、わからないため、中学生で突然速くなっていく、
高校で速くなることもあるのです。
しかし、ここにはこの動作での動きの基礎があると、段階的に速度をあげることが出来ます。
特に速度をあげるには、まず動きだす姿勢が重要です。
①動きだす姿勢
まず静止した場面から動く、またはその場で脚を動かしている所から突然動きだすには
身体の前傾角度が必要になります。しかし、動き出しが遅い選手が身体が起き上がり、姿勢が高く
脚を後方にバックさせてから動くことが多いのです。
本来は身体を前傾することで脚は勝手に前方に出ます。この前傾する角度が競技のサッカーやラグビーの場合
おおよそ20~30度程度です。この角度があることで脚はかならず前に出ます。
この前にで出た脚には体重が乗り、地面を斜め後方に押す動力になります。
これが②の地面に対して足のつく位置です。多くの選手は脚を大きく前にだそうとして、身体がおきあがるために
この5mまでの動きが遅く、それが競技ではなかなか速く動けない原因になります。
⓷膝の向き ④実際の膝の向き
最後に膝の向きです。写真③では膝を前方に押し出すトレーニングをしています。
これが④の走るときに膝が前方に動くことに繋がります。
速く動きだすには膝の向きがとても重要です。膝が前方に動くことで、地面を押すときに
②のつづきで地面を斜め後方に押し続けることになります。
この動きを習得することで0~5mは驚くくらい速く動くことになります。
是非、速く動くための、ドリルを習得して競技でスピードをあげてみてはいかがでしょうか。
トレーナー兼コーチ野島