奈良市パーソナルトレーニングジムのasukaトレーニングクラブ。
本日新しいトレッドミルが来ました。
自走式のトレッドミルになります。以前もトレッドミルを導入しましたが、
電動式はどうしても動かされている感が強く、あまり実際の走る感じや歩行と違い
ジムから外したのですが、今回自走式のトレッドミルを体験してみて、とても
実際のトレーニングの効果があると感じ、導入致しました。
特に、膝へのリハビリや走るトレーニングなど様々な分野で活躍していけそうな感じです。
今日は動ける身体をつくるシリーズ。先日は脊柱管狭窄についてでした。
今日は第2弾、膝についてです。膝の痛みや変形性膝関節症でなかなか動くのが
年々難しい、長時間歩行がしんどくなっきている、階段が昇れないなどのご相談は少なくありません。
このほとんどの原因は、身体の動作が間違っているケースが多いのです。
動作のエラーが大きな原因になります。
①動作が膝中心での動き。
②地面を押せずにもたれて動作をおこなっている。
⓷体幹部分が弱く、脚に全てを依存している。
この3つが大きな要因となります。
その中でも①②について今日はお話していきたいと思います。
膝の痛みのある方はどうしても膝中心の生活が身についています。
歩行、立つしゃがむなどの動作が。この動作が1日最低でも100回以上はあると
思います。この100回を膝ですべて行うと年数が重ねると、膝の半月板や
靭帯に大きなストレスがかかり、膝を構成している筋が一定の方向にけん引されて膝が
変形することになるのです。
特にO脚、X脚などに。
様々な治療方法がありますが、結局は最終的には動作を変えないと、根本的な改善を行うことは
難しくなります。
ある一方は50代で膝が痛く、脚を前に出すことが出来ず、なかなか階段も昇れなかったのですが、
トレーニングをしっかり行われ1年くらいで早歩きで階段をのぼれるくらいになられた方もおられます。
この方は当クラブに来られた時60代後半でした。
ではどのようにして改善されたのか。
当然、簡単に1日や1週間では治りませんが、治るようにする方法は実際にあるのです。
まず、膝中心の動きを股関節中心の動きに変化させていきます。
特に、立つ、しゃがむときに膝が自分の身体の中心に来ないようにします。
①膝の位置が正しいケース ②膝の位置が中心に寄っているケース
膝がしゃがむ時に内側に移動することはNGです。これをおこなっている限り
膝の痛みは改善できません。
上記の写真を見てください。
どの写真もタイプが違うかたちでの動きですは膝は自分の胴体部分より開いているのがわかります。
これは股関節の外旋と言われる動作でこの外旋、内旋動作が出来ることで、立つ、しゃがむ動作を可能にするのです。
しかし、これが膝をとじた状態で立つ、座るを行うと、股関節の動きが制限されるために
大きな可動性を伴う関節が使えないことが膝への過度な負担になります。
膝が胴体部分より開くことは股関節の動きが正常でないと出来ません。
写真①②のように膝が内方に移動する方は、立つときに膝が前に進むために
どうしても膝への負担が大きくなるのです。
また歩くときに地面にもたれる形を改善しましょう。
出来るだけ、足裏を地面で押すことが重要です。
膝の痛みのある方だけではありませんが、もたれて歩行をするとどうしても
膝に負担がかかります。
特に前に体重をかけることで、痛みが増すことになります。
体重は前ではなく上に自分を引き上げることが大切になります。
自分の体重を引き上げることで地面からの負荷を膝にあまりかけないことが大切です。
その為には、
⓷地面を押すトレーニング
写真③のようにチューブを踏んで地面を押す練習をお薦めします。
このトレーニングでは地面を押すことでチューブを持ち上げることが可能になります。
このようなトレーニングを行なうことで、地面を押す習慣が歩行などにも大きな影響があります。
是非、地面を押す練習を行ない地面にもたれないようにしましょう。
膝の痛み、変形性膝関節症からの痛みは動作が鍵を握ります。動作が正しく出来ることで
自分自身のまず動作を変えましょう。動作が変わると痛みも改善できます。
膝の痛みで御悩みの方は体験してみてください。
トレーナー兼コーチ野島