奈良市 ジュニアアスリート専門ジムのasukaトレーニングクラブ。
今日はゴルフについてです。
当クラブでは長年ゴルフのジュニアアスリートからプロアスリートまでをトレーニングでサポート。
特に小学生、中学生、高校生などのトレーニングにも数多くの選手を指導してきております。
その中でゴルフの場合、特に
小学生、中学生では関節の可動域と体幹部分のトレーニングをしっかりとおこなっております。
ゴルフの場合、一番多いのは大学生くらいで腰痛に悩む選手が多いことです。
特に腰を反って練習を行う癖が小学生くらいからついていると、骨の柔軟性のある時期はいいのですが
15歳くらいから骨が少しづつ硬くなります。そうすることで、腰の伸展でフォロースルーをしていると
腰への負担が大きく、ヘルニアや分離症などをおこすことが多いのです。
その為、胸椎の伸展と股関節の可動性が高いフォームで行うことで、より競技パフォーマンスアップにつながります。
しかし、多くの小学生は猫背や股関節が硬く、小学生の時はいいのですが、それが段々身体が硬くなることで
競技パフォーマンスが向上せず結果練習量を増やし、怪我を結果的に誘発することになります。
競技パフォーマンスが中学、高校で伸びなやみしている選手は、関節の動きなどを見直すことをお薦めします。
ゴルフは同じ方向に打つ競技です。基本右利きの方は左方向に、ボールを打ちます。
このため、野球とゴルフは動作のルールが似ています。
①軸の安定、強化
②胸椎の回旋動作・股関節の回旋動作
③地面を押す力とブレーキング動作
この3つが基本的に必要になります。
ただ、少し他の競技と違うのは
右股関節に体重をのせる時に、横では後方に引く動作が必要になります。
移動自体はあ横方向に見えるのですが、股関節を後方に引くことで股関節の回旋動作を
深めることになります。
この動作が他の競技と少し違う所になります。
他の競技テニス、バトミントン、卓球などは基本前を向いた状態での運動動作です。
しかし、ゴルフや野球のスイングは横向きから縦向きに方向を変える為に
動作の方法が違っています。
①股関節の動き (ローテショナルスクワット)
ゴルフではこの股関節の動きがとても大切です。特に、中学生くらいまではゴルフは身体に柔軟性がある為に
それほど気になりませんが、身体が大人になるとこの股関節の硬さが顕著に現れることが多くあります。
その為、写真①のような片方の股関節を最大限後方に引くことが出来にくくなります。
その為、胸椎から腕が回旋しない為に、フォロースルーが思うようにいかなくなるのです。
これがいわゆる腕打ちのような形になります。
それで、今度は練習量の増加やフォームが改善の為、ゴルフのコーチを変えるなどを頻繁に繰り返して
結果、更に怪我のリスクを高め、パフォーマンス低下につながるケースが少なくありません。
スイングには動作ルールがあります、その為、まずは、それに対応できる身体づくりがとても大切になります。
②胸椎の回旋トレーニング ③胸椎回旋トレーニング(ブリッチェル)
写真の②③は胸椎の回旋トレーニングです、股関節の動き静止した状態で
胸椎の回旋を行います。
股関節に動き制限することで、胸椎動きを呼吸を意識しながら回旋していきます。
あくまでも腕ではなく、胸椎を動かすイメージが必要です。
③股関節の内外旋動作 ④股関節内外旋動作立位
つぎに股関節の内外旋動作です。股関節の動きはまずこの回旋動作の制限がないようにしましょう。
回旋動作の制限があると、後方に股関節ひくことが出来にくくなります。
特に④は進行方向の反対から回旋していきましょう。
⑤軸のトレーニング
次に体幹部分の軸のトレーニング。軸は基本大きく移動しません、しかし、体重移動とともに
軸の位置を変えてしまうと、どの部分で打つのかが安定しない為に、確実性の高いショットをうつことが出来ません。
その為、軸は基本自分のアドレスから構えて中心に位置します。
その位置から股関節が回旋しますが、その時に軸を右側方に移動させないようにしましょう。
これを抑制するのが体幹になります。体幹部分が安定することで軸のブレをなくします。
写真⑤は軸のトレーニング、右側にメディシンボールで回旋しても軸をその位置で回旋させる
トレーニングになります。
このように関節の可動域と体幹部分を安定させることで、より正確性の高いショットをジュニア世代から
行なうことが出来ます。
ゴルフでのスランプなどはこの動作にエラーが出ているためですので、正しく修復することで
競技パフォーマンスをアップすることは可能です。
ゴルフ競技に必要な体幹、可動域のことで御悩みの方は体験してみてください。
トレーナー兼コーチ野島