奈良市ジュニアトレーニングジムのasukaトレーニングクラブです。
今日は最近お問い合わせが多いフィギュアスケートのジャンプについてです。
フィギュアスケートのジャンプ専門のトレーナーとして、
現在も多くの選手を日本だけではなくアメリカなどの選手にも指導しております。
その中で3回転ジャンプ、トリプルアクセルの跳び方のお問い合わせが増加して
おります。ほとんどの選手が短期間で跳べるようになります。
これには大きなポイントがあります。
フィギュアスケートは通常のジャンプだけを向上させるトレーニングでは
3回転以上のジャンプを跳ぶことは難しいのです。
ここにはフィギュアスケートならではの競技性があるためです。
フィギュアスケートでは3回転以上跳ぶには高さだけでなく、空中での滞空時間、
軸の安定化、回転速度、着地の股関節の強度、右軸での回転の意識これらが
必要になります。
これを一度に行うには特有のトレーニングが不可欠になります。
小学生や中学生で何回か跳べてもそれを高校生になっても継続できるかどうか。
特に身長が急激に伸びる時期や体型が変化する時期に跳べていたジャンプが跳べなくなる
ことが少なくありません。
これはジュニアの小学生の時期は成長段階で身体も軽く体型的にも跳びやすい時期が
あるのです。しかし、そこから骨格が大人に近づくと身体も固くなり正しく回転やジャンプを
行なわないと跳べなくなります。
その為、中学生~高校生の時期でフィギュアスケートを辞める選手も少なくありません。
正しいトレーニングや身体の使い方でほとんどの選手が3回転を跳べるのに。
では具体的にどのようなトレーニングが必要になってくるのでしょうか。
まず、必要になるのはジャンプの高さも必要です。
しかし、軸の回転速度をあげることがとても大切です。
ジャンプの高さが急激にあげることは出来ません。しかし、回転速度をあげることが
可能です。
そして軸を安定させる体幹力です。
この2つをまずは重点的に強化していくことをお薦めします。
その後、ジャンプに入るまでの瞬発力や
着地の際の片足での着地できる強度が必要になってきます。
トレーニングを正しく行うことで回転速度、ジャンプへの移行する速度があがることで
3回転の成功率は大きく変わります。
3回転やトリプルアクセルを成功する確率をあげるには、フォームの際にどのタイミングで
力を入れるかをしっかりとわかることで無駄な力を使わずにジャンプ動作に入れます。
ジャンプへの成功には、自分でどのタイミングでどの角度でジャンプの姿勢に入るか。
この最初のモーションがとても大切です。ここでタイミングをずれない為にも
フィギュアスケートにおけるジャンプ動作を習得しましょう。
高く跳ぶだけのトレーニングではフィギュアスケートの動作では少しことなります。
跳ぶ、回転する、片足着地を行うには、跳ぶ前から自分の跳ぶ姿勢が出来てくると
上手く着氷までもっていくことが出来ます。
是非、3回転ジャンプを習得しましょう。
asuka-sports.com
トレーナー兼コーチ野島