今日は競技で負けない為のメンタルトレーニングです。
まずメンタル面で負けるなぁと感じるときはどんな時でしょうか。
私も今まで多くの競技選手をトレーニングしてきて、また自身も団体、個人競技をおこなってきました。
その中で関西空手道選手権で優勝した時のお話を踏まえながらお届けしていきたいと思います。
メンタルが弱い、強い、これはなぜでしょうか。
これは競技だけではないのですが、準備と確認の問題です。
試合に負けるときなどはまず、その試合に望む準備をしてきたかです。
特にこれは練習面ではなく自分に対してです。
私も経験がありますが、個人戦の場合自分の試合までの布石は大きく試合に左右します。
私も32歳から空手、少林寺拳法をはじめました。
32,33,34歳と試合に出て最初の年は1回戦敗退、次の年は2回戦敗退です。
この時感じたのがいいわけです、どうせ、自分年齢もいって初めて経験も浅い為
負けるだとうという気持ちですね。
だから特に試合に向けての準備もしなかったです。普通に練習を週4回して
試合までを普通に望む。
これでは実際の試合会場にいくと、緊張と不安で最初から身体は動かず
あっというまに試合は終わりばてばてでした。
これはスキル的な問題というより準備の問題です。
実際に次の年は優勝しました。のでスキルが大きく変化したわけではありません。
メンタル面を強化するには自分に対していかに試合までを過ごすかです。
特に個人競技の場合自分で出来ることがとても多いのです。
試合会場は観客もおられ、会場も大きいのでどうしても緊張します。
しかし、これをいかに緊張せずに行うか。これはその試合までの過ごし方でしょう。
私は試合が毎年7月にある為準備期間を
3月からスタートしました。おおよそ4カ月半程度ですね。
まず行うのは自分の体重管理です。ベストな体重で行うことが競技では
いいパフォーマンスになります。
体重をまずはコントロールします、その当時72kgあった体重を
4カ月で66kgまでもっていきました。
これがその当時のベストといえました。また、年齢からくるスタミナ不足を解消するために
800m走×5本を週2回行います。それも昼間に。
試合は午前10時~15時くらいまである為に昼間に標準を合わせて。
後は週1回は誰もいない道場で一人で練習をします。一人で広い道場で練習することで
自分に集中できるように。
また、様々なタイプの選手を戦う為に空手道場にもう一つ通い様々なタイプの選手と
稽古をしました。そして古武道の先生にも週1回稽古をしてもらい自分とは違う次元の
レベルの方との稽古を。
そうしているうちに6月くらいに入ると身体の動かしかたなどや試合のペース配分がわかるように
なり自分のペースで試合を出来るようになりました。
また、どんな相手にも対応するために大技ではなく、フットワークと一番最速で当たる
ボデイへの正拳づき、前蹴りなどを使うことで自分の動きにロスがないように。
そして試合当日、多くの選手のなかでも自分が今までおこなってきた通りの試合展開を
行うように。特に相手のペースでは絶対しない、相手がどんどん攻めてきても
自分のスタイルをかえず、攻撃をする。
この戦いで勝ち続けていきました。決勝でも同じことです。
相手のペースにはまらず自分のスタイルを貫く、それはこの4カ月間鍛えたことを
信じて。
メンタルとはまずは
①準備をしっかりと行う
②自分の行うべき練習を明確にする
③相手のペースにはまらない
この3つが重要です。
自分のペースを保つには、自分の試合までの準備を行うことです。
これを毎回行うことで自分のメンタルは必ず強くなります。
メンタルが一瞬で強くなるのではありません、もともとメンタルはみんな緊張もするし、
弱いものです。
しかし、準備している選手は試合中に焦ることが少なくなります。
その準備をおこたると試合中にあせることになりかねません。
メンタルは強くしようとおもって強くなるのではありません。
自分の準備をどのくらい行うか、そしてそれを信じることです。
それが自分を少しづつ強くします。
是非、メンタルの事で御悩みの方気軽にお問い合わせください。
フィジカル面だけでなくメンタルトレーニングもおこなっております。
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トレーナー兼コーチ 野島