ラグビー、タグラグビーではパスはとても重要です、基礎ですね。
しかし、様々な動画や本で言っていることがバラバラですね。
これは子供さんが迷います。
パスは投げる時にボールを押す? 本当にこれでいいのかなと思います。
動作で押すというのはとても力としては大きくありません。
どちらかというと引くか回旋をさせるかが身体の動作的には
大きな力が使えます。
腕でボールを押してどのくらい届くでしょうか。5m程度が子供なら限界です。
何故、現代ラグビーではスクリューパスが用いられることになったのか。
飛距離、スピードともに普通のパスより威力があるからです。
では、スクリューパスは回転をかけるパスです。しかし、こらは身体でも同じことが
言えます、速く、遠くに飛ばすには身体を回旋することが重要になります。
腕だけで押すようなパスではパスの威力としては小さく遠くまで届きません。
では、どの部分の回旋、引く動作が必要になるのでしょうか。
身体に大きく回旋、引くことに適した関節が3つあります。
①肩関節
②股関節
③胸椎
この3つが回旋や引く動作に適した関節といえます。
①肩関節は回旋動作、引く動作
②胸椎は回旋
③股関節は回旋、引く動作
が得意なのです。
パスをする時にはこれらの関節をどのようにして使っているかが鍵になります。
①パスの瞬間
パスを出す際にまず重要になるのは下半身の軸脚と内旋する動作です。
この写真の場合軸脚は右になります。基本投げる方向の足が軸になりますが、逆でも
出来ない訳ではありません。
この軸脚の股関節は必ず曲がっています。これは曲がるというよりも股関節を引く動作になります。
別名ヒップヒンジと言われる動作。
次に反対の左足は軸脚に向かい内旋していきます。これは内旋することで身体の上半身の回旋を促すために
下半身で内旋動作をいれます。そうすることで軸脚はブレーキングすることが出来、このブレーキを
次に上半身につなげます。
上半身では回旋動作を入れる為に、下半身でまずブレーキをどこかでかけないと
一緒に上半身と下半身が回旋するとボールを投げるには腕の力だけになり
回旋と言われる運動は出来なくなります。
その為写真①では今からボールをパスする瞬間まで身体の上半身部分、特に
胸部は回旋していません。これは右脚が着地する瞬間に身体の上半身で回旋してボールをパスします。
この時に、股関節の引く力が伸びようとする力と上半身の回旋動作がマッチしてボールはより速く
遠くに飛ぶことが出来ます。
パスは押すというイメージで行うと腕の力で投げる癖が小学生からつくと
ボールは安定した軌道を通ることは出来にくくなります。
これは野球でも同じですね、速く、投げる、遠くになげるには
身体の回旋と引く動作が必ず必要です。
パス専門、タックル専門、ステップ専門のトレーニングを当クラブ、当ラグビースクールでは
行っております。
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トレーナー兼コーチ 野島