今日の投稿は、ジュニアトレーニングの膝の障害を予防するトレーニングについてです。
小学生で競技での膝の痛みは年々増加傾向です。
これは、子供たちの生活習慣が少しづつかわり膝で大きな動作を行うことが原因です。
小学生の4~6年生で競技を行う子供の多くのお子さまが膝を中心とした動きを行っています。
その為、股関節を使う、足関節を使う動作が出来なく、身体の本来柔軟性のある部分が硬くなっています。
この硬さが膝での動きを促進させ、膝の様々な傷害をもたらしています。
では、膝の予防をするにはどのようなトレーニングが必要になるのか。
まずは、身体の構造的に股関節の硬さを柔軟にするには単に股関節だけにアプローチするのではなく、
全身の関節を動かすことが鍵になります。
全身を動かすことで股関節自体の動きもよくなったいくのです。
身体は連動している為に、股関節と胸椎などの連動性を求めることで
関節は柔らかくなり、膝への負担を大きく軽減することになります。
①②四股動作
写真①②では股関節の柔軟性と強度を高める四股動作です。
この動作では股関節をしっかり外側に開き、その後姿勢を維持してキープします。
その後、しゃがむ体勢にもっていきます。
四股動作では、股関節の屈曲と回旋動作を行うことが可能になります。この時に
胸椎の動きにもアプローチしてみましょう。
この動作を行うことで、身体を維持することと、身体のバランスをとることの両方を行うことが
可能になります。
③④コモドドラゴン
写真③④では、コモドドラゴンは上半身の胸椎と股関節の回旋、伸展などの
連動を行う動作です。この動作で重要になるのは、膝ではなく胸椎と股関節を
使うということです。
股関節を正しく使うことで膝の動きも正常になると言えます。
膝は基本それほど大きなアプローチを行う部分ではありません。膝の力を抜くことで
股関節を使うことになります。
逆に言えば、股関節を使うことにエラーが無ければ膝の向きなどはそれほど
大きな力を使うことはありません。膝は基本リラックスすると思って頂いていいと
思います。膝に力が入る子供さんほど、股関節や身体全体が硬く、動きが制限され
膝への負担が大きくなります。
膝の負担を減らすには、いかに股関節を正しく使うことが早道です。
股関節を正しく使えれば、写真③④の動きは①②の動きが出来ます。しかし、これらの動きが
出来ないのは膝に力が入りすぎていることが原因です。
力は抜くところと入れる所が必要です。
抜くときは抜く、特に膝は力を抜いてリラックスした状態で
行うことが重要です。力を抜くことが出来れば膝の状態は変化します。
その為にも股関節、胸椎の連動動作などをしっかり行い身体の動作を覚えていきましょう。
そうすれば、膝の痛みは大きく変化します。子供さんの膝の痛み、オスグッド、ジャンパー膝、半月板、
全て膝の使いすぎと使い方の問題です。
是非、身体の正しい使い方を覚えて、痛みを改善しましょう。
お子様の膝のことでお悩みの親御様気軽にお問い合わせください。
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トレーナー兼コーチ 野島