今日の投稿はジュニアトレーニング。サッカーでのキック力に必要な
トレーニングです。
キック力は小学生、中学生、高校生に段々と威力が増します。
しかし、これは身体の大きさではないのです。いかに身体の連動動作が出来るかが鍵になります。
キック力を足の力だとお思いではありませんか。
しかし、これは違います。キックとは上半身と下半身の連動動作が出来ることで
大きな力を生み出すことになります。しかし、小学生ではフットサルなどの狭いコート練習などで
思いっきり蹴ることが無い為に、キックを小手先の技術で行う子供さんが少なくありません。
その結果、中学ぐらいになるとキックをしてもあまり威力がなく、ポジションを限定されることも
少なくありません。
これは足だけで蹴る為に、キックそのものが脚の筋力に頼ることになるのです。
しかし、これでは中学生で体格が大きくない選手ではあまり威力もないキックになりがちです。
キックは全身をバネのようにして行うことが重要となります。
①
②
写真①②ともにキック動作の瞬間です。
腕はおおきく後方に移動し蹴る足は大きく振りかぶり対角線上に身体が引き延ばされているのが
わかります。全身を弓のように張り、一瞬でその筋肉を戻すことで大きな収縮力がもたらすのです。
これが本来のキック動作になります。
③胸部伸展トレーニング
まずは、胸部を伸展するトレーニングが重要です。
胸部を伸展することで身体を特に引き延ばすことが可能になります。
このトレーニングでは出来るだけ股関節をロックした状態で胸部を伸展していきます。
この胸部の柔軟性と強度がとても重要になります。
④⑤股関節伸展トレーニング
次に股関節を伸展するトレーニングを行います。
このトレーニングでは股関節をしっかりと伸ばして曲げる動作となりますが、
この股関節を曲げることこそ、動作の基本となります。股関節を曲げることで伸展する
ことが可能です。しかし、多くの子供さんが股関節ではなく腰がまがり蹴っている為に
現実的には、股関節を使えなく、伸展することもなく、腰の伸展で蹴る子供さんが多く
おられます。
腰で蹴ると状態が後方に流れボールへの力の伝わりは少なくなります。
最後に重要になるのがブレーキング動作です。ブレーキをかけることで
しっかりと止まることが出来ます。この止まる動作があってのキックになります。
止まらずに、キック動作に入るとボールを蹴る時に大きな力を伝えることが出来ません。
止まることで、自分の体重をボールに伝えることができます。
この止まる動作をフロントバックといいます。
止まるには後方への力をかけることが重要になります。
これらの胸椎伸展、股関節伸展、フロントバックが揃うことでボールを強く蹴る
ことが出来、威力あるキックを行うことが出来ます。
キック力は全身をいかに使うかです。
脚だけでなく、全身を使うことで誰でも威力あるキックを行うことが可能になります。
キック力、キック動作でお悩みの親御様、選手の方気軽にお問い合わせください。
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トレーナー兼コーチ 野島竜一