今日の投稿は頚腕症候群についてです。
主に大人の女性に多い整形疾患です。
職業としては、保育士、学校の先生、介護士、などの
腕をよく使う職業の方が多いのが現状です。
特に、腕、肩のだるさ、手先のしびれ、冷え、感覚の乏しさ、違和感、痛みなどが
挙げられます。
ただ、重症化すると腕があがりにくい、腕があげられない、荷物を持てないなどの
症状が現れます。
この症状は長い方で1年以上続く方が多く、慢性になると痛みがなかなか治まらないように
なります。
では、なぜこの頚腕症候群になるか。
主に、腕を使う姿勢が問題です。
① 姿勢不良
腕を前方に使う仕事を多くすると、肩甲骨が外転といい、外側に常にあります。
また、腕を上方にあげることが無いと、脇の下にある腋窩部分が圧迫されて
その下にある神経を大きく圧迫します。
また胸郭と言われる鎖骨部分が締め付けられることで、神経を圧迫します。
本来は胸の筋肉を伸展し、又、脇の部分を伸ばす動作を行うことで
神経を圧迫する部分を緩めることが出来ます。
しかし、腕を前方にして行うパソコン、介護、子供の抱っこなどでは
これらのことが出来ない為に常に同じ姿勢で筋肉が緊張した為、神経を圧迫することで
痛みや違和感などを発症します。
自分で治すには、なかなか姿勢不良を改善することは難しく、根本的な姿勢改善と
それに伴うリハビリトレーニングが必要になります。
まず重要になるのは、
②胸部の伸展動作
まず重要になるのは、胸部の伸展動作です。
特に、腋窩部分を広げて胸を伸展していきます。
この時トレーナーに行って貰う形がベストです、自分で行うと肩に無駄な力が入る
可能性がある為です。
そして、この動作では脊柱を後方に倒したりしないで胸だけを伸展していきます。
③腋窩の伸展
次に腋窩部分を伸展していきます。
特に、顎を引いて胸の関節を伸展し腋窩部分を出来るだけ伸ばします。
この時も後方に倒れるのではなく、胸の関節をしっかり伸ばしで
行います。
このように腕を伸ばす姿勢をとることで、身体を引き上げることが出来、
胸部の筋や関節をしっかりと意識することが出来ます。
胸部の関節が伸展するには、腕を伸ばし、自分の重心位置を上方にあげることが大切です。
身体は重力でどうしても収縮しようとします。
しかし、この収縮を跳ね伸ばすことが出来るようになるには、自分で重心位置を挙げることが大切です。
そうすることで胸部のつまりが改善され、神経の圧迫をゆるめることが出来ます。
猫や犬も腕を前に伸ばし身体を伸ばしている所を見たことがあると思います。
これは本能で行っています。
人間も出来るだけ身体を引きあげることを行いましょう。
腕の痺れ、肩の痛み、首の痛みでお悩みの方、気軽にお問い合わせください。
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トレーナー兼コーチ 野島