膝の術後を予防するトレーニング方法。 筋トレと動作改善が重要に。

膝の術後トレーニングは本来、筋トレを行う必要性があります。

膝の手術では前十字靭帯、半月板、内側側副靭帯、後十字靭帯、

変形性膝関節症などで手術が行われます。

 

しかし、その後のリハビリの期間は病院では3か月以内というのが

ほとんどです。3か月も行えばいいほうで1か月くらいでリハビリを終了する

ケースも少なくありません。

 

現実には1カ月で改善できるのは、最低限の筋力を養う程度です。

例えば3週間膝を動かさないケースでその筋力を戻すには

9週間かかります。※年齢により異なります。

1カ月では最低限歩行できる範囲と思っても過言ではありません。

膝のリハビリは筋トレと動作改善が重要に

 

また、筋トレがリハビリのすべてと思われがちですが、

筋トレの行う方法と動作改善が重要になります。

 

膝を怪我する大きな要因は膝の負担増から来ています。

これは膝中心の生活が長く、又競技ではその負担が更に

大きくなります。例えば、階段から飛び降りるときは自分の体重の3~5倍程度の

負荷が実際には身体にかかります。

 

階段の高さが高くなればその負荷はさらに大きくなります。

ですので筋力を鍛えても改善できないのはその負荷が大きくなるのに対応できない為であります。

膝を大きく支えているのは大腿部前面の大腿四頭筋ですが、この筋肉が大きな負荷に常に

対応するのはいつ危険な状態に陥ってもおかしくありません。

 

ですので様々な動作を膝ではなく股関節を中心とした体幹部で行う改善が必要になります。

これは競技でも生活でも同じことです。

特に競技への復帰でも普段の生活で膝中心の生活が競技にも反映されることになります。

 

動作改善と筋トレを同時に行う必要性があります。

股関節の可動性を確保したスクワット、デッドリフトで股関節を正しく使える

トレーニングが重要になります。

その中でおすすめの股関節トレーニングがヒンジ動作のヒップスラストトレーニング。

①②

このように股関節を正しく曲げ伸ばしするトレーニングが効果的です。

 

この動作で20kgのバーベルで行うことで筋トレと動作改善が同時に行うことが

可能です。

膝の怪我は再発率が高く、これは筋トレでは改善できなく必ず根本的な改善が

必要になります。

そのためにも、動作改善と筋トレを同時に行い、普段の生活、そして競技スポーツで

膝への負担を軽減させ股関節や体幹で動作を行うことが重要になります。

 

是非、術後心配な方、再発予防、痛みでお悩みの方気軽にお問い合わせください。

 

asuka-sports.com

asuka-shinkyu@lapis.plala.or.jp

asukaトレーニングクラブ

トレーナー兼コーチ 野島

 

 

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。