今日の投稿は腰痛を治すトレーニングです。
腰痛は様々な原因で起きます。その原因には
①姿勢不良
②お腹の力が抜けている
③長時間同じ体勢での腰への負担
があげられます。
この3つに共通するのは、姿勢に関する筋力低下です。私は長年腰の痛みの治療を
トレーニングで改善してきました。局所を治療する方法ではその時は痛みが軽減しても
すぐに痛みがぶり返し、結局は改善にとても長い時間を要することがわかりました。
その為、腰痛に特化したトレーニングを行うことで短期間で痛みを無くすことが可能になりました。
腰は本来とても関節としてはあまり強い関節とは言えません。
それは、腰本来が持つ可動性が原因です。
腰は5つの椎体から構成されますが、その形状はとても密接しており大きな可動域を
伴っていません。どちらかというと安定性を求める関節と言えます。
図①腰椎
腰椎は図①のように、椎体の感覚が狭くほんとどくっついている状態になっています。
その為、大きな負荷に耐えるには不向きです。大きな負荷に耐えるには可動性の高い関節が向いています。
例えば股関節、胸椎のような関節が。
腰の痛みのある方は、この腰椎と胸椎が移行する部分で身体を曲げる傾向があります。
しかし、その曲げる大きな原因は骨盤に付着している内転筋が脆弱な点があります。
図②内転筋
図②では内転筋部分が赤くなっています。とても大きな筋で骨盤から大腿骨や脛骨に付着しています。
この筋は大腿骨を内側に閉じる動作に作動する筋です。しかし、それだけではなく、骨盤に付着していることから
骨盤底筋を活性させることにも繋がります。
骨盤底筋は骨盤を上部に押し上げて上からの圧に耐える筋です。
この筋が強いことで重力に身体の内部特に腹部を支えることになります。
この腹部にある内臓や様々な筋は重力で下がろうとします。しかし、この骨盤底筋があることで
押し返すことができるのです。
内転筋を強化することで骨盤底筋も同時に強化されます、それは骨盤を安定させ、また
腹部を押し上げることになり腰部を安定させることに繋がります。
骨盤底筋が弱いと腰部が反った状態になります。この反り腰を防止するにも骨盤底筋の強化は
必須となります。
内転筋は普段はなかなか使わない部分です。どうしても人間はがに股になりやすく、
その為内転筋が脆弱になります。それが骨盤底筋も弱め結果腰が反り腰になり
腰を痛めることに。
腰痛の多くの方に内転筋トレーニングを処方して全員が腰の痛みから解放されました。
それは、内転筋を活性することで、骨盤底筋が強くなり腹部の腰椎を支える筋が強化された
為です。
是非、内転筋を強化して腰痛を予防しましょう!!
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トレーナー兼コーチ 野島
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