今日は競泳の水泳で速く泳ぐ方法です。
競泳で速く泳ぐには、特に自由形については上半身の使い方がとても
鍵になります。普段の泳ぐ練習も必要ですが、なかなか最近タイムが上がらない
お子様、選手は上半身の使い方を変化させることで驚異的に記録を更新することに
なります。
競泳では特に自由形、上半身の使い方を意識している選手はそれほど
多くありません。しかし実際に自由形で速く泳ぐには上半身をいかにうまく使うかが鍵になります。
特に上半身では胸椎の動きが重要になります。
水泳では泳ぐ際に腕を水中のなかでかき前に進みます。
しかし、この時実際に身体の動きをつかさどるのは腕ではなく、胸の関節の胸椎になります。
胸椎を回旋することで腕が前方に移動していきます。
これはでんでん太鼓の理論になります。でんでん太鼓は軸を回旋させることで両ひもの部分が回旋して
いきます。水泳も軸回旋が行われることで腕がより速い動作で動くことになります。
トレーニング方法としてご紹介したいのは
①②ストレッチポールでのトレーニング風景
写真①②ではストレッチポールをもって骨盤からしたは動かさずに
胸椎だけで回旋していくトレーニングです。
下半身を使わずに軸を回旋することでより胸椎への意識が高まります。
③④パドリングトレーニング
写真③④はバランスボールの上でパドリングを行います。
この時に重要になるのは、実際の水泳と同じ感覚を意識することが
重要です。胸椎の回旋を意識しながら腕を回転させていきます。
バランスボールが動くようでは軸での回旋とは言えません。
出来るだけ、バランスボールが前方に動くのはいいですが左右に揺れたり
するのは自分の体幹部分の安定が無い為だと思われます。
体幹部分の意識を高めて胸椎で回旋するイメージでパドリング動作を行うと
前方に進んでいきます。
このように胸椎と体幹部分の意識を高めて水中以外でもトレーニングすることで
身体の使い方を覚えることが出来ます。
身体の使い方が正しく行えることで水中での腕の回転は驚くほど速くなります。
どうしても水泳での自由形では腕でかくというイメージがあります。
しかし、10~15mではそれほど変わりませんが、それ以降の泳ぐ距離が延びると
1ストロークで進む距離がその後のタイムに大きく変化します。
当クラブに来られている競泳の選手も胸椎の動きをトレーニングすることで
特に後半のストロークの距離が変わらずに泳げるためにタイムを自己新や全中、インターハイに
出場する選手が多くおられます。
胸椎は普段あまり意識しない為にどうしても腕で泳ぐ習慣がついてしまい、
小学生から中学生になったとたんタイムが伸びないという選手は少なくありません。
これは身体の成長に伴い、腕ではなく胸椎で泳ぐことが出来ないと
体力的にストローク数が増えタイムが伸びにくくなります。
なかなか最近タイムが伸びない、小学生から中学生になりタイムが伸びにくくなっている
などでお悩みの親御さま、選手の方気軽にお問い合わせください。
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トレーナー兼コーチ 野島