今日は自由形のキックについてです。
キックはただバランスをとるだけではなく、どの部分で水中内で身体を使っているかが重要です。
キックする力が向上することで前進する力もあがります。
また、下半身の使い方を正しく行うことで上半身にも相乗効果が見られていきます。
キックは股関節で行いましょう!
キック動作は膝から下ではなく、股関節で行う必要があります。
股関節と骨盤の回旋で行います。膝から下でのキックは、前に進まないのと
身体が水中での負荷が掛かりすぎる為に、股関節と骨盤を動かすことが重要になります。
股関節で水をとらえるイメージが大切になります。
キックそする際には上半身との連動運動が行われます。
昨日の投稿でもお伝えしましたが、上半身が優位に運動動作はおきます。
この上半身に連動して下半身も動くことになります。
しかし、この連動時に下半身の股関節と骨盤を意識することで、上半身と下半身はうまく繋がり
前に進む推進力になります。
これは上半身の背部の筋肉や脊柱は骨盤や股関節に付着している為に上半身を正しく使うと
下半身は連動して動いていきます。
② 上半身の使い方の写真
写真②の部分では上半身の使い方のトレーニングですが、正しく胸椎を使うことで下半身の股関節で水を
キックすることに繋がります。
この写真でも股関節がしっかり伸びていることが確認できます。
キックの時は股関節から水を押すような感覚が必要になります。
③BOSSでのキック練習
写真③ではbossと呼ばれる特殊なボールに乗ってのキック
練習です。この時に重要になるのはいかに体幹部分で身体を支えているかが重要です。
身体を正しく支えることで股関節から下を浮かせた状態でキックの
練習を行います。
出来るだけ腕は伸ばし、身体のラインを真っすぐにすることが重要になります。
身体のラインが崩れると股関節ではなく、膝と腰でキックすることになり
その動作では水中では前になかなか進まないことになります。
骨盤と股関節の回旋を行うことで太ももから下に無駄な力がなくなります。
キックでは出来るだけ体幹部分に近い所からのエネルギー発揮が必要です。
これはどの競技でも共通しますが、末端の筋肉が水泳のトップ選手は細く
股関節周辺はがっちりしています。
これは股関節と骨盤からの力で泳ぐ為に結果、トレーニングも
その周辺を強化している為です。
出来るだけ体幹部の近い所の動きこそが強い力を発揮することになります。
股関節、骨盤の動きと、胸椎の動きが正しく使えることが自由形での
タイム向上には不可欠になります。
自由形でなかなかタイムが伸びない、もっと速く泳ぎたいなどでお悩みの
親御様、気軽にお問い合わせください。
asuka-sports.com
asuka-shinkyu@lapis.plala.or.jp
トレーナー兼コーチ 野島