陸上で短距離、長距離で踵が痛いというかた少なくありません。
子供さんの場合でも、多く大人の陸上されている方でも多くお聞きします。
どのようにすれば踵の痛みがなくなりますか?っとご質問が多いので
今日は踵の痛みについてお話していきたいと思います。
踵の痛みには大きな原因が2つあります。
一つは踵を支える足底筋膜の筋力低下、そして、もう一つは踵への過度な衝撃です。
踵は本来弱い箇所ではないのですが、過度な負担がかかると
踵にはアキレス腱などの大きな腱が存在するために踵付近は炎症を起こすと踵周辺の
痛みに繋がります。
短距離や長距離で走っていて踵を怪我するのは足底や踵への過度な負担がかかるためです。
これは走り方特に、股関節から膝、足首がどのように動いているかが重要になります。
走り方を改善しない限り踵の痛みを軽減することは現実には難しくなります。
踵を怪我しない走り方とは
踵を怪我しない為には走る時に足の接地部分に大きな要素があります。
特に、短距離ではスパイクで走る為に、ほとんど足裏に衝撃がストレートにきます。
この衝撃を自身で緩和しないと踵はすぐに悲鳴をあげてしまいます。
踵を痛めない為には足裏の真ん中で正しく接地する意識が必要になります。
足裏の真ん中で接地しようとすることで足底の筋が正常に作動します。
図1
図1でもわかりますように、足底が正常に作動すると足底の筋は正しく伸縮することになります。
しかし、踵で接地したり、つま先で接地すると足底がうまく伸縮しない為に踵周辺に
大きな負荷がかかり足のアライメントが崩れ怪我を引き起こすことになりかねません。
踵には先ほども述べましたがアキレス腱やそれ以外にも大きな腱が存在する為に
腱の伸縮に大きな影響を与えることになります。これが痛みの原因になります。
また、踵から接地したりつま先から接地するとその衝撃は踵に向かいます。
踵には大きな関節が存在し滑車のような構造をしています。
その為に滑車がうまく回るためには踵に大きな衝撃を加えてしまうと
踵が炎症を起こし足首の動き自体にも影響を及ぼします。
踵は本来はジャンプなどでは接地する部分ではありません。
走る時にも踵から”ドーン”と走るフォームは非常に危険です。
歩行の場合は両足が地面と接地している為に大きな衝撃がありませんが、
走ることはジャンプの連続です。
片足での接地を踵で行うことは自分の体重の数倍の力を踵で受け止めることに
なります。これでは踵周辺の炎症になります。
また過度な指先でのつま先部分接地は接地する瞬間にアキレス腱が過度に収縮している為に
踵付近に大きな負荷が加わり炎症を及ぼします。
これは子供さんのシーバー病でも同じことが言えます。
踵の痛みは根本的には走るフォームを修正しない限り何度も踵の痛みは
襲ってくると思われます。
短距離、長距離などで踵の痛みでお悩みの親御様、選手の方気軽にお問い合わせください。
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トレーナー兼コーチ 野島