長年バレーボールのトレーナーとして多くの
中学生、高校生、大学生の指導を行ってきました。
奈良県内での中学、高校、大学の部活の選手を。
その中で感じたのは怪我が足首、膝に非常に多いということです。
バレーボールはジャンプ動作、パワーポジションからのレシーブ動作など
膝を曲げる動作や跳ぶ動作が多いために足首、膝の怪我が多いと思われます、
しかし、怪我が長引けば大会への参加が不可能になったり最悪は選手として
活動することが難しくなります。
足首や膝の怪我を予防するトレーニング方法について私の経験からお話したいと思います。
足底を強化することで地面を踏む感覚を掴むことが重要に
足首や膝を怪我する選手の共通点として、足底の感覚を掴めていない選手が少なくありません。
ジャンプやパワーポジションでは足の裏のどの部分で接地して自分の体重を支えているかを
感覚で知ることが重要になります。
体重を支えるには本来足底部分の母指球と小指球、踵の3点で支える必要があります。
体重のパーセントでは踵が50パーセント、母指球、小指球が25パーセントづつ。
このパーセントで基本は地面を踏むことになります。
しかし、選手の足底をみると母指球の内側や小指の外側に豆が出来ており
しっかりと足底で地面をとらえていません。しかし本来は土台である足底がづれて
いるとその上にある関節は更にぶれていることになります。
それが怪我を引き起こす原因になりかねません。
①足底に力が入っていない場合
②足底に力が入っている場合
写真でも①と②は足底だけにスポットをあてています。
足底がしっかりと地面をとらえることが出来ると写真②のように足首と膝の
ポジショニングが一直線上にきます。しかし、足底に体重が不安定な
形で載っていると写真①のように足首と膝の状態が歪んだ形になっています。
これがジャンプやレシーブといった激しい動作で行われると捻挫や膝の靭帯損傷を
引き起こすことになります。
足底でしっかりと地面をとらえるトレーニングが重要になると考えます。
当クラブでも行っていますが、指先だけを挙げて母指球、小指球、踵の
3点でしっかりと立つ、ジャンプする、片足での着地などを繰り返し練習します。
練習後は驚くくらい足裏の感覚が鋭くなりジャンプ後の着地動作は今まで以上に
スムーズに行へ、ピタッと静止して着地することが可能となります。
それほど足裏の感覚は重要だと常々感じております。
怪我のリスクを下げる、パフォーマンス向上にも足裏のトレーニングは
重要だと感じております。
バレーボールでの足首、膝の怪我でお悩みの親御様、選手の方気軽にお問い合わせください。
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トレーナー兼コーチ 野島