腰椎の椎間板ヘルニアでのお問い合わせは少なくありません。
私も27歳の時に発症し長い間下肢のしびれと戦ってきました。
ヘルニアでの症状のつらさは理解しております。
実際に6年ほど前は、一時期50mを歩行するのもつらい時期がありました。
ブロック注射、投薬、けん引などを行いましたが
効果は数時間という結果でした。なかなか思うような結果は出ず
このまま歩行もできない状態になるのか心配でした。
仕事柄トレーニングを指導することも今後どうするか考える毎日。
そんな時にあるトレーニングで大きく変化します。
それが腹腔内圧を高めるトレーニングです。
身体の使い方、呼吸の仕方、力の入れ方を練習することで
1カ月もたたないうちに下肢のしびれは軽減し身体の状態は
よくなりました。
これは身体の使い方のトレーニングで腰のヘルニアをほぼ完治することが出来るのです。
お腹の圧を高めるトレーニングでしびれ、痛みを改善
①腸腰筋 ②腹横筋
お腹の骨盤から腰にかけては写真①の腸腰筋と②の腹横筋が存在します。
この2つの筋肉はお腹の圧がゆるいと活動的になりにくいのです。
しかし、みて頂いてもお分かりと思いますが腰椎にこの2つの筋肉は密着しているのです。
この腰椎の安定性には腸腰筋、腹横筋の作用がとても重要になります。
お腹の圧を高めることでこの2つの筋肉を活性することが出来、結果腰椎を守る作用と
なります。
お腹の圧が高まると身体の力の入れ方に変化が現れます。
それは、力が末端に入りにくくなり体幹部分に力が入ることで
歩行や階段、荷物を持つなどでも力を腕や腰ではなくお腹部分を意識できるために
腰への負担を大きく軽減し腰痛などの症状がなくなってきます。
腰椎椎間板ヘルニアの方は自分も含めて腰が固く、胸椎も固く、股関節も固いと
いう症状があります。ですのでまずはお腹に力を入れることが出来れば
胸椎と股関節をしっかりと使えるようになることが可能になります。
③ヒップヒンジ動作
股関節では写真③のようなヒンジ動作が重要になります。
身体の動作の多くは腰ではなく、股関節の曲げ伸ばしで行います。
④胸椎回旋
写真④では胸椎部分の回旋動作を行っております。
回旋動作を正しく行うことで腰椎の負担を軽減します。
写真③④は腰椎椎間板ヘルニアの方がどうしても腰ですべてを行う習慣が
ついておられ腰の負担が結果ヘルニアを引き起こしています。
腰椎周辺の筋肉は固くなり、神経を圧迫する原因にもなります。
そのためにお腹の圧を高めることと、胸椎、股関節の可動性を高める
トレーニングは不可欠になります。
腰椎ヘルニアからの競技や生活への復帰には
身体の使い方で大きく変化し、以前のようなプレーや生活を
おくることが可能になります。
是非、自身の身体を本来の動作を練習しませんか。
腰椎椎間板ヘルニアからの競技復帰、生活への復帰でお悩みの方、親御様
気軽にお問い合わせください。
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asuka-shinkyu@lapis.plala.or.jp
トレーナー兼コーチ 野島