野球で投手のコントロール力を上げるには、足裏の力が重要になります。

奈良市のスポーツ障害専門のあすか鍼灸整骨院、

ジュニアトレーニング専門、野球塾のパーソナルトレーニング施設の

asukaジュニアトレーニングクラブのトレーナー兼治療家の野島竜一です。

 


 

全国大会に出場することは、小学生でも中学生でも高校生でも簡単ではありません。

いかなる競技においても全国大会とは日本一を決める場です。

そのなかで簡単な道はないと思います。

また、その切符も人生で何回もある訳ではありません。

出来ればその切符を無駄にしないでほしい。

最近では、競技では勝つことを重視しない傾向もあります。

しかし、スポーツを楽しむには勝つことがないと、本当の楽しさって

わかるのでしょうか。

勝ってこそ、わかることもあります。勝つことを小さい頃から覚えることは、

必ず社会にでても活きてくると思います。

競技はそれをわからせてくれる経験の場です。

欧米では、クラブ活動をする時には、入部のテストがあるそうです。

その中で勝って入部が決まるそうです。最初から入部を簡単に出来る訳ではありません。

そのように小さい時から、社会でも勝つことを学ぶそうです。

勝負では勝つ意味を分かることは決して無駄にはならないと思います。

全国大会はその総決算です。

 

是非、自分の切符を無駄にしないでほしいと思います。

 


本日の投稿は

野球での投手のコントロール力や速球についてです。

足裏を制するものが、投手力を制する

 

投手に重要な要素は沢山あります。

体幹、腕の振り、股関節の柔軟性、肩の強さ、下半身の強さなど。

しかし、もっとこれを活かす為に必要だと思うのが足底の安定性だと。

足裏は唯一地面に振れている部分です。

その為、足裏がしっかりと意識出来ないとその上にある膝、股関節、胸椎に

力を伝えることは出来ないと思われます。

私は、3年前からウェイトリフティング動作を研究している時に、このことに

気づかされました。バーベルを持った時の足の踏む位置、力だその後の動作が80パーセントは

決定するのだと。後の20パーセントは、股関節、胸椎の伸展する能力だと。

この80パーセントが足裏の感覚であると。

これが野球でも投球の際に踏み込む足裏の3点、母指球、小指球、踵への

体重バランスが崩れると、踏み込む時のパワー発揮は大きく減少します。それが

ウェイトリフティングで高重量を正確にあげれることと重なっています。

 

この足裏を強く意識することは野球の投手の同じ所に何回でも投げれるかという

コントロール力に大きく影響するのです。

 


 

足裏の3点支持を強化することがコントロール力に大きな影響を与えます。

 

足裏は自分のスピードをコントロールするグリップです。

このグリップがきちんと作動することで床からの反発力を正しくもらい

動くことが可能になります。

床反発力をもらうことで、止まる、走る、動く時に、自分がかけた加重をそのまま

もらって動けることになります。

この床反発力を高めるには足裏で正しく地面を捉えることが必要になります。

足裏は母指球、小指球が25パーセントづつ、踵が50パーセントの体重を

加重することが理想です。

しかし、投球のような股関節の回船運動がある場合では母指球側が浮いて

しまうことが少なくありません。それが力をうまく伝わらないことになります。

それを正しく意識して動く為には、普段のパワーポジション(ベースポジション)から

意識してこの3点支持を行い、片足で支える四股などのトレーニングを推奨します。

相撲で四股をとるのは、その為だと言われています。

先日引退したこの四股を片足できちんと立ち踏ん張れる足裏の感覚が弱いと

強い力士になれないと言われています。

これが昔から日本の非常に有効なトレーニング法だと思います。

トレーニングは別に全てが欧米のメニューがいい訳ではありません。

日本にも素晴らしい伝統あるスモウで行っている四股はまさに

地面をきちんととらえる最高のトレーニングです。

片足であの動作を何十回、何百回も行うには、足裏の接地感覚を強化しないと

出来ません。

この四股を行うことで、投球の地面を踏む感覚は以前と比べものにならないと

思います。

足裏の感覚が鋭くなりどこで地面を捉えているかが理解できることで

投球の際に上半身のブレはかなり減少し投球が安定することに繋がります。

足裏にはそれほど大きな力があると思われます。

今回は投球でしたが、明日はバッティングでも必要な足裏について

掲載したいと思います。


 

野球での投球フォームや投球のコントロール力や速球を向上したいとお思いの

親御様、気軽にお問い合わせください。

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asuka-shinkyu@lapis.plala.or.jp

0742-22-0120

asukaジュニアトレーニングクラブ

トレーナー野島

 

 

 

 

 

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。