手のしびれを改善するには、胸椎の動きを正常にすることが重要になります。

奈良市のリハビリ専門施設のあすか鍼灸整骨院、

パーソナルトレーニングスタジオの

asukaトレーニングクラブのトレーナー兼治療家の野島竜一です。

 


 

今日は奈良も朝はかなり寒くなりました。

身体の気温をあげる為にも、運動は必要ですね。

是非、毎日10分でもいいので運動を行い基礎代謝をあげましょう。

 


 

今日の投稿は

 

手のしびれを改善するリハビリ方法とは。

 

手のしびれには様々な原因があります。

頸椎からの問題、胸郭の問題、手自体に問題がある場合など。

これらを改善するには、まず上半身の胸郭の問題が大きく存在します。

胸郭とは、肋骨、胸椎、胸骨を指します。これらが

上手く動かないと、まず呼吸が浅くなります。そして身体の動き自体が

上手く作動しません。上半身の大きな動きはこの胸郭で行ってると言っても

過言ではありません。

 

この胸郭の上に肩、頸椎、が存在します。又手に問題がある場合でも、

結局はこの胸郭を上手く使え無い為に末端の前腕等を過度に使い過ぎている

結果が誘発していると思われます。

 

まず、頸椎についてですが頸椎ヘルニアや頸椎(ストレートネック等)に問題がある場合は

頸椎での過度な動きや頸椎が常に正常なアーチを保てないことが原因です。

それは胸椎の動き自体が活動的ではない為に、胸椎~頸椎にかけての動きがスムーズに

行われていません。

これが胸椎の場合は肋骨がある為に、胸椎を痛めることは少ないのですが、

頸椎は囲まれるものが少ない為に頸椎が正常なアーチを保てずに損傷するケースとなります。

ストレートネックも、もともとは頸椎のアーチをつくるには頸椎と胸椎がセットで動く

必要がありますが、頸部のみが前方に突き出しアーチをつくれない状態が原因です。

 

前腕、上腕に問題がある場合でも胸郭の動きが正常でない為に、その影響は肩甲骨の

動きを制限することになります。胸椎が伸展しないと肩甲骨は上方にあがり

腕優位の使い方になります。これが前腕などの末端の筋に大きな負担をかける為に

前腕、上腕の筋が過度に緊張し神経を圧迫することになります。

 


 

胸郭を使い、肋骨を動かすと身体の機能が正しく戻ります。

 

胸椎、肋骨は本来可動性の高い関節です。

しかし、普段の生活では胸椎や肋骨を意識的に使うことはなかなかありません。

どうしても腰で代償動作を行ったり、肩甲骨が上方にあがり肩、胸、背中が緊張した

状態で生活しています。ですので首や末端の筋に強いストレスがかかりやすくなります。

PCやスマホが普及したことで更にその症状は低年齢化し、猫背で頸部が前に突き出し、

肩甲骨が挙上する方が多くなっています。

ですので、神経を頸椎、胸部、上腕、前腕で圧迫されてしびれが出やすいのが

現在の社会的な背景とも言えます。

この症状を緩和、軽減、無くすには胸椎のストレッチ、肋骨を柔軟にして

上半身を胸郭を中心として動かせることが必要です。

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胸椎を伸展している写真①

上記のような胸椎を伸展することで胸部は大きく開きます。

そのことで、呼吸を正しく行え酸素を多く摂取することも可能です。

酸素を多く摂取することは、自分の免疫力を向上することになります。

呼吸が浅く、酸素摂取量も不足することで、筋肉が正常に可動しにくくなります。

このような状態が続くことで筋肉が正常な収縮を行えなくなり、神経を圧迫することに

なり得ます。

胸郭部分をストレッチ、柔軟にそして強くして深い呼吸を行えるように

しましょう。

そうすれば指などの神経症状は無くなります。

 


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asuka-shinkyu@lapis.plala.or.jp

0742-22-0120

asukaトレーニングクラブ

トレーナー野島

 

 

 

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。

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