足首の術後からのリハビリでは、背屈動作を正常な状態に戻しましょう。

奈良市のあすか鍼灸整骨院、

パーソナルトレーニング専門スタジオのasukaトレーニングクラブ、

リハビリ専門スタジオのasukaリハビリセンターの

トレーナー兼治療家の野島竜一です。

 


 

4月が始まり

お天気も暖かいですが、

明日から少し遅い寒の戻りですね。

 


 

今日の投稿テーマは

足の関節の術後のリハビリについて

 

足関節の背屈制限を早期に回復させましょう

 

足の関節の怪我で手術した後に

固定器具等で長期間固定することは少なくありません。

しかし、長期間固定することで足の関節の可動範囲は

制限されます。

 

その後固定具を外した後に問題になるのが拘縮です。

この拘縮がその後の膝、股関節にも大きな影響を及ぼします。

歩行やしゃがむ、立つ時には基本地面に足の裏はついて

地面を押しています。この地面からの反発をもらって

動くことが可能になります。

しかし、足首の関節の背屈と言われる動作が制限されると

地面を押すことが正常な状態より弱くなります。

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写真①

この上記の写真①の状態が背屈といいます。

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写真②

この写真②は逆に底屈といいます。

この背屈動作に制限がかかるとこの2枚の写真でも

わかりますように、足はだらんと下がった状態で地面を

踏むことになります。

この状態ではしゃがむときに地面を踏むことができなくなるために

深くしゃがむ動作は難しくなります。

また、歩行の際にも地面を押すことができないために

歩く際に力が出せない為に歩くというより地面をするような

歩行になります。

これでは、膝や股関節への無理なアライメント状態が続くことに。

 


 

足の背屈制限をできるだけ早期に動かす

 

固定具をしている際にも

できるだけ動かせる部位はアクティブに動かしましょう。

特にこの背屈を。

 

術後の早期に動かすことが可能な部位はあります。

例えば足首の関節こ骨折等で手術しても

足の指は動かせると思います。

足の指を背屈するだけでも指の筋肉の拘縮を予防することに

なります。足の指は足首にまでまたがる筋肉が存在しています。

 

 

その後動かせるようになれば、背屈をできるだけ

行いましょう。タオルで負荷をかけたり

チューブでの負荷をかけたり様々なことが可能ですが

今日は背屈制限をとる為には

まず自重をかけれるのであれば

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①②

上記の①②のように背屈を促す練習をしましょう。

自重をかけても問題なければさらに負荷をかけた

写真③のようなことも背屈制限解消には効果的です。

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写真③

 

このように足の関節の可動域特に背屈を行うことを

徹底的に行うことが重要です。

足の背屈制限が術後長期間残っていると

しゃがむ、立つ、歩行、階段、

さまざまな動きを大きく制限することになります。

この背屈ができないことはその後体のバランスを大きく崩し

年数がたってからでは可動範囲を元通りにするには時間が

かかります。

それは足の関節は常に動かされるものであり、背屈をできないことで

そのままの状態での生活に身体がなじんでしまいます。

それが長期間続くと身体はその状態が正常だと勘違いしてしまいます。

それが身体のエラーに結びついてしまいます。

足首は地面に非常に近い関節です。

この足首が曲がり、地面を押すことになります。

どの関節も重要ですが足の関節はとても見過ごされやすい

ため捻挫でも、固定を長期間することで拘縮をおこしています。

 

捻挫、骨折、脱臼での固定や術後の固定での予後できるだけ

早期にリハビリすることがその後の日常生活をケガをする前と

同じように行うことになります。

また、その後の他関節のケガを予防することになります。

 


 

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トレーナー野島竜一

 

 

 

 

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。