奈良市 ジュニアアスリート専門ジム/ 水泳でのメドレーで速く泳ぐためのトレーニングとは!!

奈良市 ジュニアアスリート専門ジムのasukaトレーニングクラブです。

12月20日はクリスマスカップというタグラグビーの関西圏でも最も大きい大会に参加させて頂きました。

 

北陸、近畿、中国地方、四国地方、東海地方と様々な地区のチームが参加。

とても素晴らしい大会でした。

 

私が小学生、中学生、高校生などのジュニア世代のトレーニング指導をさせて頂き

20年以上がたちます。しかし、ジュニア世代で最も大切なことは指導をする上で何かと聞かれることがあります。

それは、強制しないことです。

 

強制的に行うことに選手の成長はみられることはほとんどありません。

小学生高学年以上で指導者が子供の意志を無視しての強制的に行っても少しは成長はあるかもしれませんが、

大きな成長を見ることが難しいでしょう。

指導する上でもっとも重要なのは子供の自覚です。

成長したい、勝ちたい、もっと上手くなりたいと思う子供達にはそれに見合う指導が必要です。

よく、負けて悔いなし、子供達は良く頑張ったとしか発言しない指導も多くおられます。

相手のチームが一枚上手だったとか。

私は、そうは思わない。指導者としてそれに適応した指導をおこなったかどうか、どうせ来年も新しい子供達が

来るから今年は仕方ない。子供達に全く意識がないのであればそれは仕方のないことです。

しかし、子供達が上を目指す意識があるなら、それに対応できる指導をするべきでしょう。

 

それが出来ないなら指導者としては、進退をかける必要があるでしょう。

指導者として、子供達の期待に応えれないのは、指導者に問題があると常々思います。

 

長年、多くの全国大会に出場する選手のトレーニング指導を行い、最善のトレーニングを常に

求めています。それが出来ないなら子供達の夢や希望を大人がつぶすことになります。

 

指導者としてコーチと呼ばれるのはコーチングを行う人だからです。

コーチングとは対話などを通じて本来持つ能力や可能性を導くことです。

それは一方的押し付けるのではなく、子供達で自らその意志を確認して最適な指導を

行うことです。

 

それが出来ないのは指導者の勉強不足の何ものでもありません。

 

指導をするには、最善の策、情報を自分のプライドやそんなものにとらわれているようでは

ベストな指導は出来ないでしょう。

 

私も常々、トレーニングを指導するときに最善のトレーニングを出来るように

指導者として恥ずかしくない行動をとり続けたいと考えております。

 

 

今日は水泳のメドレーでの泳ぎについてです。

最近は水泳では選手クラスでは4泳法を全て泳ぐメドレーを行うことが多くなりました。

これはただ単にあらゆる可能性を残すためにメドレーを行い4つの泳法を出来るだけマスターして欲しいという意図があると

思われます。

 

では、この4泳法の特徴から説明させて頂きます。

 

①クロール・・・いわゆる自由形と言われる泳法です。このクロールでは基本ほとんどを上半身の動きでまかないます。

その為、上半身の使い方がとても重要になります。上半身をいかに回旋をともない動かすことが出来るか。

それも上半身を動かすときにハイエルボーと呼ばれる肘を高くあげて泳ぐ泳法をしっかり意識して頂くことが大切ですね。

この泳ぎをマスターするには胸椎の回旋で泳ぐ意識が必要になります。そしてキックについては膝ではなく股関節のヒンジ動作で

行うことでより強い推進力をうみます。

 

背泳(バック)・・・基本的にはクロールと逆の動きになります。

但し大きく違うのは、背泳(バック)今後バックと記載します) バックでは股関節、胸椎の大きな伸展角度が必要になり

この伸展角度があっての泳ぎになります。その為、出来るだけ大きな可動性を胸椎が必要になります。

キック動作はクロールと同じで股関節のヒンジ動作が必要になります。

 

バタフライ(バッタ)・・・バタフライは基本ドルフィンキックと呼ばれるキックがとても重要になります。

よく小学生では膝のドルフィンキックを見ますが膝でキックをしているとなかなか前に進むことが出来ません。

その為、股関節の伸展、屈曲と呼ばれる動きが必要になります。

また上半身の動きはクロールと同じでハイエルボーと呼ばれる肘をあげて肩甲骨を安定した状態で

泳ぐことを意識する必要があります。

 

バタフライ(ブレ)・・・ブレでは、股関節の内外旋と呼ばれる動きが必要になり、もっともこの4泳法で難しい泳ぎと

言われています。その為股関節の内外旋の動きに制限がある、股関節が硬い子供さんには少し苦手な泳ぎになる可能性があります。

又腕の動きは基本、前に押すというよりも引く動作が重要で引かないと前への推進力に繋がらないのです。

 

このように4泳法をマスターするにはまず

①股関節のヒンジ動作をマスターしましょう!!

①②水泳での股関節ヒンジ動作

 

この写真①②のようなヒンジ動作を正しくマスターすることで

よりすべての泳ぎの基本動作になります。

どの競技でもそうですが

基本的な基礎動作の上に基礎的な身体的なフィジカル能力、そしてスキルになります。

この3段階がうまく整わないと競技での成功は難しいでしょう。

 

水泳では上半身の動きもとても大切です。

ここは胸椎の回旋、伸展をしっかりとマスターしましょう。肩があがる、腕と脚の動きがあってない選手は

胸椎の動きに制限がかかり腕だけで回している可能性があります。

是非、股関節のヒンジ動作、胸椎の伸展、回旋のトレーニングでメドレーで自己新を目指しましょう!!

トレーナー兼コーチ野島

asukaジュニアトレーニングクラブ

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。