
奈良市 ジュニアアスリート専門ジムのasukaトレーニングクラブ。
サッカーだけではないのですが、最近の競技スポーツではとてもスピードを重視する
部分が多くなりました。
それはやはりジュニア世代から高校生、プロの世界でも速度を重視する所が多くなりました。
来年のサッカーのW杯はそのスピードが更に顕著になると思います。
最近では小学生でもやはり30mまでの速度を重視するチームが少なくありません。
これは、スタートして30mくらいまでが基本小学生が走る距離だからだと思います。
もっと言えば10mくらいが速くないと相手に追いつく、相手を引き離すことが難しくなります。
その為、出来るだけ小学生の4年生以上ではスタートしてから10mまでを速くなることをお薦めします。
その為には、身体の使い方を正しく習得することが大切になります。
競技では陸上のように、スタートする位置がどこか決まっている訳ではありません。
又、スタートブロックもないため、動きだすときは、相手の動きやこちらのタイミングで動くことになります。
その為、反応をいち速くすることが要求されます。
①反応してからの走り
相手の動きや、味方の動きにいち速く反応するには自分ポジショニングが重要になります。
これをパワーポジションといいます。
①パワーポジョション
パワーポジョションとはもっとも速く動けるポジョションという意味になります。
このポジショニングが常に出来ることで速く反応して動けることになります。
パワーポジョションは足首を背屈して股関節を曲げ、膝の力は基本抜いておきます。
この状態から一気に地面を押して動き出します。
このポジショニングをどれだけ練習するかになります。
パワーポジョションに始まりパワーポジョションに終わるといっても過言ではないくらい
このポジョションが大切なのです。
しかし、多くの小学生のサッカー選手では、腰を曲げる姿勢や膝を曲げる姿勢や立った姿勢から動き出すことが
多いのです。
しかし、それではなかなか速くは動けません。地面を正確に押すことが出来ないため、初速が遅れることになるのです。
これが毎回試合で続くとコーチからは動きが遅いと判断されることになります。
その為、パワーポジョションをどれだけ毎回正確に出来るかが試合で毎回同じ状態で動き出す基本ベースになるのです。
パワーポジョションを練習することがまず、速く走る第一歩です、サッカーは陸上ではありません。
アンストラクチャーと言われる不規則な状況から動きだすことが要求されます。
その為、どれだけ規則的な状況でない場面を想定したトレーニングが小学生でも要求されます。
パワーポジョションはその基礎となります。
パワーポジョションを制することで動きだしのスタートとがよくなることで
攻撃もデイフェンスにもいい影響を及ぼすことになります。
逆に言えばパワーポジョションが毎回正しい状態で出来ていないとただ自分のペースの時は速いが
相手の動きには対応できないことも想定されます。
サッカーで速く動く為にはまずパワーポジョションマスターしましょう!!
トレーナー兼コーチ野島